『神様に信頼して祈る』

  聖書箇所 使徒の働き114節・ローマ人への手紙1011節 メッセンジャーイザヤ木原真牧師

 

今回は二つの聖書の箇所から共に学びたいと思います。
この人たちは、婦人たちやイエスの母マリヤ、およびイエスの兄弟たちと共に、皆心を合わせ、祈りに専念していた。(使徒の働き1章14)

 ここに出てくる【この人たち】はイエス様を裏切ったイスカリオテのユダ以外のイエス様の弟子達の事です。みな心を合わせ、一生懸命熱心に祈っていた様な感じにとられがちですが、確かに真剣に祈っていたのでしょう。しかし、イエス様が十字架刑に処された後、兵隊達が弟子達をも捕らえようと探していた時期でしたので、外にも出られず、怖くて隠れていて、なおかつする事もなくて、神にすがって祈っていたのです。

 しかしこの後彼らは聖霊に満たされ、誰にも恐れる事なく、全世界に出ていって福音を述べ伝える大宣教を行います。

 そしてもう一箇所、聖書はこう言っています。

「彼に信頼する者は、恐れる事がない。」(ローマ人への手紙1011)

 弟子達は一つになり神により頼んで本気で祈った時、聖霊が臨んで、臆病だった彼らが死をも恐れず福音を語り、多くの人を救いに導く逆転の人生の歩みが始まりました。

 私達も本気で神に信頼し祈る時、神様が逆転の勝利のドラマを始めて下さいます。悲しいかな私達の努力と可能性には限界があります。しかし神様に不可能はありませんし、限界はありません。神様の力は無限大です。私達が本気で神に祈り、より頼むなら神様は世界や状況をも変えて下さいます。

 これが真の神を知っているクリスチャンの強みです。

 私達は日々の生活の中で色々なことが起こります。
 ある方は職場で、ある方は学校で、またある方は家族の中、毎日毎日が楽しい事や喜ばしい事ばかりではありません。しかし、私達ではどうすることも出来ない悩み、苦しみ、悲しみ、痛み、願いを神様に信頼し祈りましょう。神様に信頼するとき事が動き出すからです。

 神様は私達を失望させることはありません。

(文責 野見山光一)

 

主の十字架クリスチャンセンター 神のしもべ長崎教会

20091018日 主日第2礼拝メッセージより