『神様の奇蹟を見る秘訣』

            聖書箇所 マタイの福音書141520節 メッセンジャーイザヤ木原真牧師

 この箇所は男だけで5000人、女性と子供を加えれば、数万いる人々が、2匹の魚と、5つのパンで、全員を満腹にされるという、奇蹟が起きた箇所です。

この群衆は、イエス様の話を聞きに来ていた人々でした。しかし、彼らは食べるものを持っていなかったので、弟子たちはイエス様に「群衆を解散させて、めいめいで食物を買うようにさせてください。」と言いました。しかし、イエス様は「彼らが出かけて行く必要はありません。あなたがたで、あの人たちに何か食べるものをあげなさい。」と言われました。しかし、彼らが持っていたものは、5つのパンと2匹の魚だけでした。彼らは、それを見て「できない」と判断しました。当然とも言うべき判断です。しかし、それは彼らの失敗でした。なぜなら、これは神様のことばによる事だったからです。

私たちの祈りに神様は答え、奇蹟を現わして下さいます。しかし、私たちが神様の奇蹟を見るためには、いくつかのポイントがあるのです。

 

@    神様のもとに持っていく

 この時、イエス様は弟子たちに、パンと魚を自分のところに持って来させました。その数は、人々を満腹にさせるには、不可能な量です。ある人は、実状を見て、無理だと判断した時、それであきらめてしまいます。それでは、神様の奇蹟を見ることは出来ません。しかし、神様の奇蹟を見る人がいます。それは、困難や不可能と思える問題があっても、それを神様のもとに持っていく人です。病気でも、問題でも、神様のもとに、持ってきた人は、神様の奇蹟を見るのです。

 能力を持った人が頑張れば、ある程度のものを見るでしょう。しかし、何も持っていない人でも、神様のもとに来るなら、神様はその何百倍、何千倍もの祝福を、与えてくださるのです。

 

A    与えられているものを感謝する

 イエス様のもとに、弟子たちはパンと魚を持って行きました。イエス様はそれを取り、祝福されました。つまり、イエス様は、そのパンと魚を、そのまま感謝されたのです。多くの人は、足りないことに目を向けています。しかし、イエス様は、今、神様に与えられているものを、神様に感謝されたのです。

 私たちにも、許されている問題があるでしょう。もちろん、神様にその問題を解決していただけるように、大胆に求めましょう。しかし、否定することから始めてはいけません。今、与えられているものを、今、許されている問題を、神様に感謝することから始めるのです。なぜなら、神様は私たちに、いつも最善をして下さっているからです。

 

 数万人いる人々の前にあったのは、たった5つのパンと、たった2つの魚でした。しかし、神様はそこから、奇蹟を現わされました。そこにいた人々、全員を満腹にされたのです。神様のなされる御業は、小さなものではありません。神様は、ある程度でもなく、8分目でもなく、満腹にされたのです。神様に、不可能は何1つないのです。

この方に祈りましょう。神様はその祈りに答えてくださいます。

(文責 松本俊也)

 

主の十字架クリスチャンセンター 神のしもべ長崎教会

2010815日 第2礼拝メッセージより