『信仰によってサタンに立ち向かう』

聖書箇所:第一ペテロの手紙5章6〜11                        メッセンジャー:イザヤ木原真牧師

 神様に高い心で祈る時、祈りは届きません。神様の御手は動きません。一方、砕かれた低い心で祈る時、神様の御手が動きます。神様は喜んで祈りに応えてくださいます。

私たちの信じている神様は、人間が造った神ではありません。木や石で造られた偶像ではありません。私たちの信じている神様は万物を創造し、世界の歴史を導かれている真の神様です。その神様の御手の下にへりくだった時に神様が私たちを引き上げてくださいます。砕かれた心を神様はさげすまれません。砕かれた心(本当に自分にはできないと認める心)を神様は喜ばれます。これが祈りのきかれるポイントです。

 人間は思い煩ってしまう性質があります。人間関係、仕事、経済、将来など。私たちが思い煩うことを神様は望んでおられません。私たちのために一人子イエス様の命さえ与えてくださった神様は、私たちの問題に助けを与え勝利を与えたいと願っておられます。十字架にかかるまで愛してくださっている神様が私たちの問題を解決してくださらないわけがありません。そのため、全ての思い煩いを神様にゆだねる必要があります。神様を信頼し必ず神様が最善をなしてくださると信じて問題に向かって感謝していくのです。その時、神様が問題に御手を伸ばしてくださいます。

私たちの人生を破壊してくるサタンがいます。確かに、人間には罪があり、その罪にサタンが働いてしまうことがあります。罪があるがゆえにサタンに用いられてしまうことがあります。サタンは人間の罪につけこみ破壊する力あるからです。罪はもちろん悔い改める必要があります。それとともに、私たちは霊的な目をさまし、敵がサタンであることを捉えていく必要があります。私たちは敵がサタンであることを忘れてはなりません。両親、伴侶、子ども、上司など周りの人々が敵ではありません。しかし、サタンはあたかも目の前にいる人が敵であるかのように惑わしてきます。そして、時には争わせてきます。その結果、私たち自身を、家庭を、人生を壊してきます。

だから、それを回復するためにイエス様がこの地上に来てくださいました。イエス様の十字架のあがないにより私たちはすでにサタンに勝利し、罪に勝利しているのです。イエス様の十字架の復活の力により、どんなに壊れてしまったものでも回復することができるのです。真の神様の方がサタンより強いのでサタンを恐れる必要はありません。しかし、サタンをあなどってはなりません。

 私たちは信仰に立ってサタンに立ち向かう必要があります。信仰に立つとは、いろいろな問題が起こった時に、具体的には、@感謝すること、A罪を悔い改めること、B神様がよくしてくださると信じることです。この時、『信仰の告白をすること』がポイントです。

人間にはどんなに頑張ってもできないことがあります。ですが、私たちの信じる真の神様には不可能がありません。その全能なる神様に私たちが信頼する時、神様が乗り越えることができない壁を越えさせてくださいます。不可能を可能にしてくださいます。奇蹟を起こしてくださいます。私たちを十字架にかかるまで命をかけて愛しておられる神様がなしてくださいます。神様がなしてくださるから希望があります。だから、福音なのです。死にでさえ打ち勝たれた方が私たちの問題がどんなに大きかろうとも勝利と根本からの解決を与えてくださいます。だから、私たちは自分の力で頑張る必要はありません。人間の力ではサタンに勝つことはできません。しかし、神様により頼むならば圧倒的にサタンに勝つことができます。神様が勝利を与え、解決を与えてくださいます。

 

(文責 久保田望)

主の十字架クリスチャンセンター 神のしもべ長崎教会

2010829日 主日第二礼拝メッセージより