『復活の力〜イースター』

                    聖書箇所 ヨハネの福音書 112840節 メッセンジャー イザヤ木原真牧師

 

イースターとは、イエスキリストが私たちの罪の為に十字架にかかり、3日後によみがえった日の事をいいます。私達はその事のゆえに罪ゆるされて救いを得られました。私達は死んでしまったイエス様を信じてるのではなく、今も生きておられるイエス様を信じています。日曜日はその生きておられるイエス様を喜びほめたたえる日です。

 

ヨハネの福音書11章にはラザロという人の復活が書かれています。ラザロが病気にかかり、彼の兄弟のマリヤとマルタが使いをだして、イエス様に伝えます。しかし、イエス様は「この病気は死で終わるだけのものではなく、神の栄光のためのものです。神の子がそれによって栄光を受けるためです。」と言ってすぐにラザロの所に向かいませんでした。そして、その地に2日滞在した後にラザロの所へ向かいました。ラザロはその時に死んで4日経っていました。35節にイエスは涙を流された。と書かれています。イエス様は彼をとても愛していたのがこの箇所を見ると分かります。そして墓の前に行き、「その石を取りのけなさい」と言われました。当時の墓は洞穴で入口に大きな石を置いてました。マルタは「主よ。もう臭くなっておりましょう。四日になりますから。」と石を取るのをためらいます。

 

イエス様はすぐにラザロの所に言って病気を治すことも出来たのに、愛するラザロの所へ死んで4日経ってもう肉体が腐った状態の時にあえて来られました。マリヤとマルタもあきらめていたと思います。私達の中にも腐って諦める様な自分自身の事、家族間、人間関係や環境、問題等の事柄がきっとあると思います。しかしイエス様はその事柄を復活させ、解決して、逆転し勝利する事が出来る方である事を忘れないで下さい。それはイエス様が十字架にかかって復活したゆえになされる事です。

 

 そして40節に「もしあなたが信じるなら、あなたは神の栄光を見る、と私は言ったではありませんか。」とイエス様は言われています。ラザロは肉体が臭くなっていてとても信じれる状況ではありません。でもマルタたちはイエス様の言葉を信じ、石を取りのけた行動をおこした結果、ラザロは復活しました。ラザロをよみがえらせたのは、イエスキリスト御自身であり、「ラザロよ出てきなさい」と言ったイエス様のお言葉です。奇蹟を起こすのは神の言葉なのです。

 

何が起こるか分からなくてもあらゆる事を神様に感謝して祈り求める時に神様の奇蹟が起こるのです。 

  

(文責 野見山光一)

 

主の十字架クリスチャンセンター 神のしもべ長崎教会

2011424日 主日第2礼拝メッセージより