『祈りが聞かれるポイント』

               説教箇所 マルコの福音書 72430節 メッセージ イザヤ木原真牧師

 

マルコの福音書724節から書かれているのは、イエス様に信仰をほめられた女性の話ですこの女性は汚れた霊、いわゆる悪霊にとりつかれた娘の解放を求めてイエス様のところにやってきます。なんとか娘を助けて欲しかったのです。この女性の出身はギリシャのスロ・フェニキヤという所でした。このスロ・フェニキヤ地方という場所は偶像礼拝で満ち溢れていた場所でした。この地の悪霊に取り付かれたのです。ちなみに、マタイの福音書のこの事柄を見ると、女性はイエス様に「私をあわれんでください。」といってきています。苦しんでいるのは娘ですが、愛する娘の苦しみが、自分の苦しみ、痛みになっていました。

しかし、そこの地の悪霊に取り付かれた娘を必死で助けたい思いで期待してイエス様の元にたずねてきたのに、イエス様はこの女性を最初お相手になさいませんでした。マタイの福音書には一言もお答えにならなかったと書かれています。女性にとってはこの対応はとてもきつかったと思います。この時はイエス様はすぐに対応をとりませんでした。それでもこの女性はイエス様にあきらめずに助けを求め叫び続けました。本気でこの娘の解放を願い、イエス様なら必ず娘を助けてくれるという信仰があったからです。

 

ここで大事なのはすぐに応えられなくても、簡単に諦めないで神様に求め続けることです。イエス様ならすぐに女性の願いに応えて娘を助ける事が出来たのに、あえてそうしませんでした。なぜならここに神様のご計画と深い愛があったからです。イエス様は女性に「まず子供たちに満腹させなければなりません。子供たちのパンを取り上げて、子犬に投げてやるのはよくないことです。」と言われています。子供たちとはイスラエル人を示しています。子犬はユダヤ人以外の人、ここでいえばこの女性の事を指しています。イエス様は暗に、「わたしはイスラエルの民の救いにやってきたのに、あなたを助ける訳にはいかない。」と言われたのです。正直きついお言葉です。しかしこの女性は、そのことも素直に認めて「主よそのとおりです。」と言ったのです。

 

「主よそのとおりです。」と神様の言う事、なさる事に間違いは無いと、神様に素直に思える心がとても大事なのです。この女性はその上で「でも食卓の下の子犬でも、子供たちのパンくずをいただきます。」「イスラエルの民たちだけではなく、あなたは哀れんで、私達異邦人のような子犬でも助けてくださるお方です。」とイエス様に言っています。この女性にイエス様は「そうまで言うのですか。それなら家にお帰りなさい。悪霊はあなたの娘から出て行きました。」と言われました。その時、彼女の娘はイエス様のことば通りに、悪霊から開放されていました。

 

イエス様が、「そうまで言うのですか。」と言ったのはこの女性だけです。イエス様はこの女性の信仰をほめられ、彼女の願いを聞かれました。

私達もこの女性の信仰を見習わなければいけません。どんな状況の中にあっても感謝しながら神様に求め続けましょう。神様のなさる事、言う事に間違いはありません。

神様に願い続ける心を持ちましょう。必ず神様は私達の願いを聞いて下さいます。

(文責 野見山光一)

主の十字架クリスチャンセンター 神のしもべ長崎教会

2011724日 主日第2礼拝メッセージより