『先取りの感謝』

               説教箇所 ヨハネの福音書6114節 メッセンジャー イザヤ木原真牧師

ここには、イエス様が「5千人の給食」を行った時の事が書かれています。ガリラヤ湖とは、ガリラヤ地方にある湖で旧約名キレネテの海とも言われ、「ゲネサレ湖」と呼ばれていましたが、後に「ガリラヤ湖」と呼ばれ、湖の西にテベリヤの町を建ててから「テベリヤ湖」と呼ばれるようになった場所です。

イエス様が病人達になされた、たくさんのいやし・奇跡の業としるしをみた結果、大勢の人が集まったのです。

沢山の人、男性で5千人…女・子供を数えると数万人の人々がイエス様についてきました。時期は、ユダヤ人の祭りである「過ぎ越しの祭り」が間近になった時でした(イスラエルでは今でも一番大切な祭りで、世界中から集まります)

「過ぎ越しの祭り」とは、出エジプトの時、モーセを通して行われた10個目の奇蹟で、イスラエルの民が、かもい(門と柱)に血を塗っていた場所は主の霊がそこを過ぎ越した事を記念する祭りです(血が塗っていない家の初子は…人だけでなく家畜・全てにおいて死に絶えました)ユダヤ人全員とエジプト人のほんの一部が助かりました。この業の後、エジプト人はこのままではみんな殺されると恐れ、イスラエル人を追い出し、イスラエル人は、追い立てられるように出エジプトしたのです。

この事は、新約的に言うと、イエス・キリストの十字架の血潮。イエス・キリストを信じている人は、その血の力によって、罪が赦され主の霊が過ぎ越してくださる。そして、新しいいのちを頂くという事を意味します。

イエスは生まれた後、エジプトに行きエジプトから再び帰って来る。この事にも大きな意味があります。

 

この過ぎ越しの祭りが近づいた頃、大勢の群れがイエスに付き従っていたのです。それは、イエスが病人になさった業…奇跡・いやしの業が行われていたからです。沢山の人、男性で5千人…女・子供を数えると数万人と思われます。この時イエスはピリポを試されました。この時、ピリポは、無いもの数え途方に暮れましたが、アンデレは、あるものを差し出したのです。大麦のパン5つと小さい魚2匹です。

イエス様は直ぐに「人々を座らせなさい」と言われました。つまり、食事の準備をさせたのです。イエスはまず「感謝をささげてから、座っている人に分け与えた。」と書いています。神様は「たった…」などと言いません。結果、全員が満腹になり、しかも余ったパンが12のかごに一杯つまり、奉仕した弟子の数と一緒であったのです。

 

この事は「今あるそのままを感謝する。」主の奇跡を期待し感謝する事を言っています。受けたと信じて感謝する。無い物でなく、あるものに目を留めて、本当にそこから、それをそのままで感謝して、しかしそこから奇跡をなされることを、神は素晴らしい事を成す事を期待して感謝してください。

まず、自分に対してそういう眼差しを持って下さい。日本人は、「自分がされて嫌な事はしてはいけない。」と言いますが、してもらいたい事をするのです。否定・否定でなく、肯定・肯定。無いものを数えて否定的になるのではなく、あるものを見てより頼みましょう。

 

頑張るのでなく、神が成してくださる事を期待して、無いものでなく神が与えてくださっている物に目を留めてそのままを感謝してそこから神様が奇跡を成してくださる事に期待しましょう。その時に神の豊かな業を見て行きます。キリストの御名があがめられる業と奇跡を、共にお互いの人生の中に、それぞれの家庭の中に、生活の中に見ていきましょう。                             

                                          (文責 山本美津子)

主の十字架クリスチャンセンター 神のしもべ長崎教会
2012
318日 主日第2礼拝メッセージ