『世に勝つ信仰』     

                  聖書箇所 ヨシュア11~4節 メッセンジャー イザヤ木原真牧師

 

「わたしのしもべモーセは死んだ。」

 

イスラエルの民にヨシュアが立てられてから、一番最初に神様から語られた言葉は、この言葉でした。モーセは素晴らしい神の器でした。今でも、イスラエルの政治家に、「あなたはモーセのような人だ。」と言うのは最高の褒め言葉になります。しかし、モーセの時代には最も大きな約束であるカナンの地を得る、という約束は成就しませんでした。40年間、ひたすら荒地をさまよう日々、忍耐の時だったのです。

「モーセは死んだ。」というのは、この荒地の時代、忍耐の時はもう終わった。これからは占領の時代、約束の成就の時なんだ、ということを言っているのです。

 

「今、あなたとこのすべての民は立って、このヨルダン川を渡り、わたしがイスラエルの人々に与えようとしている地に行け。あなたがたが足の裏で踏む所はことごとく、わたしがモーセに約束したとおり、あなたがたに与えている。」

 

立って、渡って、行く。戦いに勝利るためには、神の言葉に従うことが大切になってきます。ヨシュアの時代は、戦いにつぐ戦いに、ことごとく勝利し、占領の歩みを進めていった時代でした。しかし、この時代のイスラエルの民を見ると、はっきりわかることがあります。彼らは、神の言葉に従ったときに勝利を得ているということです。非常に強固な城壁を持ったエリコの町を占領した時、七度城壁の周りを回って鬨の声を上げる、という人間的に考えるならば愚かなことを、神は言われました。彼らは実行し、勝利したのです。しかし、アイとい町を攻めたときは簡単に占領できるはずの地だったにもかかわらず、失敗してしまうのです。それは、神の言葉と違うことをしたからでした。

 

「あなたがたの領土は、この荒野とあのレバノンから、大河ユーフラテス、ヘテ人の全土および日の入るほうの大海に至るまでである。」

 

本来、神様が私たちに約束している祝福は非常に大きなものです。政治的な側面を横において、信仰的な面から考えるなら、今のイスラエルの領土はとても小さいものになっています。本来、神様がイスラエルに約束された領土は非常に広大なものでした。しかし、それを受けていないのは不信仰が原因です。みなさんは、神様が約束してくださっている事を信じられなくなっていることがありませんか?神様への期待を持ち続けるようにしましょう。

 

主の十字架クリスチャンセンターでは、当初から語られていたポーランド宣教や、イスラエル宣教に関する預言の成就が始まっています。はっきり時が変わり、占領の時代、約束の成就の時代になったのです。群れの中の教会である神のしもべ長崎教会でも同じです。そして、御からだの一部である皆さんもそうです。これからの新しい歩みの中で、さらに神の言葉に従い、期待し、約束の成就を共に見ていきましょう。

(文責 木原 ヨハネ)

 

主の十字架クリスチャンセンター 神のしもべ長教会

2013年10月20日 主日第2礼拝メッセージより