『愛と賜物を求める』  

               聖書箇所 Tコリント141節 メッセンジャー イザヤ木原真 

この御言葉は、今年度、神のしもべ長崎教会に与えられた御言葉です。               御霊の実
ガラテヤ5:22には、愛・喜び・平安・寛容・親切・善意・誠実・柔和・自制の7つが、イエス様を信じたときに与えられる聖霊を通して結ばれてくる『御霊の実』、と書かれています。実はすぐにはつかず、時間をかけてつくものです。                              ●神さまの愛と賜物
『愛』と聞くと、私たちは男女間の愛や自己愛の『エロース』を思いやすいですが、ここに書かれているのは神さまの愛、つまり『アガペー』の愛です。人の異言や御使いの異言も、預言や信仰の賜物も、どんなささげものや殉教も、この愛がなければ何の役にも立ちません。              また、多くの人は13節のことばを見て、愛だけを求め、「異言や預言は、かえって混乱をもたらすから、いらない。」と言って御霊の賜物を求めませんが、それは偽りです。聖書は、愛が土台にあるなら、異言で祈り話すことは霊的に内側を強め、預言の賜物があることでたくさんの祝福を受け、完全な信仰は神の力と奇蹟を解き放ち、ささげものや殉教もすごく大きな神の祝福となると書いてあるのです。その愛は、具体的にはTコリント14:4〜8にありますが、この愛は神さま以外にはありません。私たちが絞り出しても出てきません。その神さまの愛を「求めよ」とあるのです。                              
「愛を追い求めなさい。」と聞くと、立派なことをしようと頑張る人もいますが、私たち肉なる罪人にはできません。神さまのことばに従って、聖霊の導きに従うときに、神の愛が流れ出すのです。                                        御霊の賜物、特に預言を熱心に求める
Tコリント14:1では、次に『また、御霊の賜物、特に預言することを熱心に求めなさい。』とあります。つまり、「愛を追い求めるのと同じように、御霊の賜物を求め、特に預言することを熱心に求めなさい」ということです。だから、愛を追い求める人は同時に、御霊の賜物を求めることが、聖書の命令です。賜物は具体的には、Tコリント12:7〜10にあるとおり、知恵・知識・信仰・いやし・奇蹟・預言・霊を見分ける力・異言・異言を解き明かす力の9つあります。聖霊のバプテスマを受けると、この9つの賜物があらわれ、そのうちのいくつかが顕著に現れるのです。賜物の働きは大きなものです。                                             賜物は神さまの愛を実際的にあらわす
賜物は、神さまの愛を、現実に具体的に、実際的にあらわす、まさに神さまのプレゼントです。賜物を通して神さまの愛が、かたちをもってあらわれます。医学でも治せない病に向かって、神の愛が流れ出します。聖霊に満たされているクリスチャンであれば、どなたにでも賜物が現れるのです。だから、「神の愛をあらわすために賜物を求め、特に預言することを熱心に求めなさい。」とあるのです。預言は、正しく吟味すると神のことばですから、特別です。多くは「よげん」と聞くと『予言』を考えがちですが、神さまのことばを預かる『預言』です。預言は、予告も指示もなぐさめもします。本当に神から来ているのであれば、それは本当の預言です。しかし、人の思いや、異なる霊を聞いてしまうこともあります。しっかり吟味して、本当に神さまのことばをとらえる必要があるのです。神のことばは無から有を生み出し、人間の考えや不可能を突き破り、神の計画を開きます。本人にとっても家族にとっても教会にとっても祝福ですし、多くの人々の希望にもなります。

 (文責 石田 雅則雅則)

 

主の十字架クリスチャンセンター 神のしもべ長教会

2013年11月17日 主日第2礼拝メッセージより