『向きを変えて出発しなさい』

 

                 聖書箇所 士師記168節   メッセンジャー イザヤ木原真牧師

 

ホレブという山で、「カナンの地を占領せよ。」と主がおっしゃっていたにもかかわらず、彼らは1年間とどまっていました。

そこで、主は「向きを変えて出発せよ。」、つまり「占領に行け。」と言われます。

 

・約束されているから

エモリ人の山地、その近隣のすべての地、アラバ、山地、低地、ネゲブ、海辺、カナン人の地、レバノン、大河ユーフラテス川までと言われていますから、かなり広い範囲です。

なぜなら、「その地をあなたがたの手に渡している。」と完了形で言われていて、さらに「その地を所有せよ。アブラハム、イサク、ヤコブに誓って、彼らとその後の子孫に与えると言われた地である。」と言われているからです。

つまり、すでに主から約束され、しかも与えられているからです。

 

・たくさんの人々のために

私たちが目を横に向けると、痛み苦しんでいる人や、問題のただ中にある人が、たくさんいます。

特に、口に出していない人ほど、ひとりで抱え込んでいて、危険な状態です。

ですから、ぜひ踏み出してください。

 

・成熟と宣教

クリスチャンが「向きを変えて出発する」ということは、「成熟する」ことでもあります。

時間や経済のみでなく、心も、与える者は受けるのです。

誰かのために心を向けるとき、あなたの心が祝福されます。

私たちには、永遠があります。

日本二十六聖人のアントニオ少年(13歳)は、十字架で殉教したとき、明るく「喜んでください。わたしは天国へ行くのです。天国で待っています。」と言いました

人目には声をかけられないような人でも、イエス様に目を向けると、私たちは最高の解決を持っているのです。

さらにイエス様は、多くの人々を、私たちを通して救いたいと願っています。

地上では戦いが続きますが、それは困難から事を始められ、私たちが神の愛を知るためです。

主への私たちの忠実は、神さまがよく知っておられますが、主はあえてチャレンジされます。

「向きを変えて、出発しなさい。」とは、多くの人々の救いのためにです。

 

私たちはぜひ、まだ救われていない多くの魂の刈り取りのために、主に助けていただくとともに、踏み出していきましょう。

(文責 石田雅則)

主の十字架クリスチャンセンター 神のしもべ長崎教会

201510 25日 主日第2礼拝メッセージ