『信仰の歩みに踏み出す』

      説教箇所 第二歴代誌202023節  メッセンジャー イザヤ木原真牧師

 1節にある様に、ヨシャパテ(ユダの王)と戦おうと、モアブという敵軍が攻めて来ました。

しかも、敵はおびただしい大軍で、確実にユダ軍が負けることが子どもでも分かる程でした。

ヨシャパテは恐れ、ひたすら主に求め、悔い改め、神にすがりユダ全国に断食を布告します。

 

すると、主の霊が集団の中で、アサフ族の出のレビ人ヤハジエルの上に臨まれ、『あなたがたはこのおびただしい大軍のゆえに恐れてはならない。気落ちしてはならない。この戦いはあなたがたの戦いではなく、神の戦いであるから。』(15節)と、預言を通して語られました。

私たちの人生の中で、例えば大きな負債を抱えたり、大きな問題などのゆえに気落ちしたり、もう駄目だと思った時に、神ご自身が戦ってくださるということなのです。

そして『あす、彼らのところに攻め下れ。』とある様に、神様は具体的に指示を出されます

『この戦いではあなたがたが戦うのではない。』つまり、自分で頑張る必要はありません。

また『しっかり立って動かずにいよ。』とは、何もしなくて良いという意味ではなく、神が与えた約束のことばに立っていれば、神が戦って勝利を得られるという事なのです。

ですから『恐れてはならない。気落ちしてはならない。あす、彼らに向かって出陣せよ。主はあなたがたとともにいる。』と語ってくださっているのです。

ヨシャパテは地にひれ伏し、ユダのすべての人々とエルサレムの住民も主の前にひれ伏して主を礼拝し、賛美を捧げます。

その次の日、言われた通り、言われた場所でヨシャパテは立ち上がって「ユダおよびエルサレムの住民よ。私の言うことを聞きなさい。あなたがたの神、主を信じ、忠誠を示しなさい。その預言者を信じ、勝利を得なさい。」これは、神様が必ず勝てると言ってくださったのです。

 

しかし、ことばがあっても目の前の状況は何も変わっていませんでした。

この時ヨシャパテは民と相談し、主に向かって歌う者たち、聖なる飾り物を着けて賛美する者たち、すなわち賛美隊を任命しました。

武装した者の前に出て行って、「主に感謝せよ。その恵みはとこしえまで。」と歌うためです。

22節では彼らが喜びの声、賛美の声をあげ始めたとき、主は伏兵を設け、同士打ちが始まって、ヨシャパテの軍は1本の槍も弾も使わず、1人の負傷者も出さず、敵が全滅したのです。

その後、分捕りものは3日かかり、4日目にベラカの谷に集まりました。

この様な戦闘の最前線に賛美隊を置く、これは本当に信仰の対応です。

真剣に礼拝し賛美すると、主からの力が来て、出来なかった事が出来る様になったりします。

そして人は絶体絶命になると、主に従えられる様になります。

それは恵みであり、神に従う準備が出来たということです。

 

もがいたり、自分でなんとかしようとせず、神様のことばに従って頂きたいと思います。

その時に驚くべき神の栄光を見るからです。
 賛美隊が、本当に神様をほめたたえて行く時、大いなるリバイバルと救いが起こって来ます。

ぜひ神様に向かって、賛美の声をあげ、ヨシャパテたちが受けた様な驚くべき分捕りものを見て頂きたいと思います。

(文責 工藤恵美子)

主の十字架クリスチャンセンター 神のしもべ長崎教会
2016
410日 主日第2礼拝メッセージ