去年の7月に進行性の腎盂(じんう)ガンが、尿管と腎臓の付け根の所に発見されました。20万人に1人というまれな病気で、進行性の早いガンで2年後まで生きている人というのは20%〜10%未満というものでした。
死に直面して途方にくれていた私をすでにクリスチャンになっていた息子が教会に連れて行ってくれました。私は癒されたい一心でイエス様を受け入れました。ガンはすでに体のあちこちに転移しており、昨年の11月に余命半年と医師から宣言されました。
そんな中、今年の7月に教会で行われる白馬のキャンプへ家族と一緒に行きたいと思いましたが、キャンプ直前の体調は最悪で、肺に転移していた2センチのガンが4.5センチに大きくなっていたのです。しかし奇跡的に白馬へ参加する事ができ、体調も守られ、多くの祝福を頂きました。
白馬から帰ると、やはり抗がん剤治療が始まりました。1週間程たつと副作用が出てきました。抗がん剤の影響で白血球数(正常値:3500〜9100)が1050、更に620にどんどん下がってしまい、
38・8度の発熱と、喘息のような咳が出て、これまでにない危険な状態になりました。
白血球数は1000以下になると、免疫力が低下して感染症などにかかりやすくなるため、病室に入る方全員に、手を殺菌してマスクを付けてもらう対応がとられるほどでした。でも心は穏やかで不思議とおち着いていました。背後に教会の方々の祈りがあったことを覚えます。最悪の状況の中で神様の守りがありました。
そして神様は御業を現してくださったのです。下がりすぎると輸血をしなければならないといわれていた血小板の数値もギリギリのところで止まり、下降し続けていた白血球の数値も一気に1万5千900に跳ね上がっていったのです。(あまりに上がり過ぎたので、今度は下がるようにお祈りしてくれたとか)。
それだけではありませんでした。白馬キャンプ前に突如大きくなった左肺4.5センチの癌は、3分の1に小さくなりました。左右肺にいくつかあった小さな癌(1センチ)は、消えてなくなってしまったのです。小さくなるというのは、めったになく本当に医師も驚いていました。
まだ、若干の転移が残っていますが前段階として癒してくださった神様の御業をほめたたえたいと思います。
ハレルヤ!
(静岡県 小畑恵美子)
−み声新聞229号より抜粋−