木原 純子
8人の子育て日記
5月17 日(土)
 
今日は保育園の親子遠足。ずっ〜と楽しみにしていた。しかし、昨日の後遺症か疲れきって動けない。保育園をお休みして、お昼から稲佐山へピクニックにいくことにした。ゴンドラが近づくにつれて、「乗せてあげよっかなぁ、乗せてあげたいなぁ」と思いをめぐらしていると、なんと無料のゴンドラができていたのだ。「わ〜い、わ〜い」と大歓声。本物のゴンドラ乗り場にたどり着くまでのほんの数十メートルの高齢者用のゴンドラだったが乗り放題。鹿を見て、おサルを見て、さあお弁当と言うときには、箸がなかった。本当にいつもいつもあわてていて、とにかく抜けている。
 
 遊具で遊んでいるうちに一人の子が鉄棒から降りようとして、思いっきり頭を打ちつけた。額にみるみるうちに大きなこぶが!  ピンポンだま程の大きさになった。本人、手で触ってみてあまりの大きさに気を失いそうになった。私はいつもこんな時「大丈夫、大丈夫」と、とにかく明るく、軽く言うことにしている。「うわぁ、ひどい。どうしょう。」なんて言ったらおしまい。

 「こぶができる時は軽いときよ!」 「ふつう2、3日こぶはひかないけど、一日で直るようにお祈りしようね」と適当なことを言って、芝生の上に寝かせ、こぷに手を置いてお祈りをした。 

 いつもはすぐにお医者さんに飛んで行く私だが、この時ばかりは真剣に神さまにお祈りをした。本当に丸一日たった頃、腫れが引いた。良かった。

 しかしこんな痛い思いをしている時も、鉄棒から落ちた時に虎の子の300円を落としたと言ってお兄ちゃんに探してもらっていた。
稲佐山へ