木原 純子
8人の子育て日記
6月20日(金)
 病院の調理師だったsさんが初めてうちの台所を見たとき、感動して言われた。「神さまが本当に祝福してくださっているんですね。」と。よく今まで食中毒にならないで、守られてきたとびっくりして言われたのである。そんなにひどい状態だった。 
 
 毎日テーブルにお皿を並べる。一枚、二枚、三枚、   そして十枚。更にはご飯じゃわん、お味噌汁のおわんまで並べたら三十枚。あまりの数にホントにこんなに生んだのかとショックを受ける。給食のおばさんになったつもりで夕食を作る。 
 
お皿がみるみるうちに流し場に山と積まれていく。これを見ると生きていく気力を失ってしまう。とにかく今必要なものだけを洗って使うと言う時間に追われた生活だった。丸でゴミ箱のような中に生きていたが、ただこの季節どうしても気になることがあった。
 
それは、『まな板』。 これだけはどうしてもそのまま使う気持ちになれず、いつもお皿の上で切ったり、ビニール袋を一枚敷いて使っていた。あと、お弁当箱のすみっこと水筒のふた等。時間がたってから使うものだけは、何か気になって熱湯をかけて洗った。  
 そんな風にずっと気がかりだった食中毒対策を、先日テレビでやっていたのだ。これにはとっても大助かり。以下、受け売りで紹介します。

 サルモネラ菌や腸炎ビブリオ、0−157などの食中毒菌は、魚や肉、卵や乳製品の中にくっついてくる。でも加熱調理すれば大丈夫。問題はやはり『まな板』と『包丁』。これは必ず使用する直前に、10秒間熱湯をかける。ついでにスポンジや台ふきにも。これでほとんど死滅するそうだ。除菌スプレーやキッチンハイターも効果があるが、熱湯が一番との事。あとはまな板を使う順番。サラダに使う野菜など加熱調理しないものは、肉、魚を切った後では絶対使わない。この2つを実行すれば、ほぼ完全に防げるという内容だった。

食中毒対策