木原 純子
8人の子育て日記
6月30日(月)
 今年1年生になったばかりの3女が、土曜日の日に雨の中を元気に走り回って遊んでた。髪もずぶぬれ。しかも、下着のまんま。これも当然の事ながらずぶぬれ。 びっくりして、叱り飛ばして、すぐに服を着せた。

 そして、翌日の夕方、熱を出した。  「ほら、やっぱり! 」

 月曜日の朝、熱は38度4分。月曜日はめちゃくちゃ忙しい必殺スケジュールの日。さんざん口うるさく注意をしながら、朝1番医者に連れて行った。
 「すみません。雨にぬれて、全く風邪の症状なんです。」と言うと、じっと首をみて、手をみて、足をみたお医者さんが、「お母さん、これは風邪じゃないですよ。ようれん菌ですよ。」と教えて下さった。なるほど首や手足が少し赤みがかって、少しざらざらしている。私は熱のためだと思っていた。

 そして、丁寧に紙に書いて説明してくださった。「ようれん菌って言うのは、どこにでもいっぱいいる菌です。ただ、中途半端に治すと後で、腎臓などに広がってしまうので、しっかり治す必要があります。1日目は感染力が強いので学校をもう一日休んでくださいね。」と言われた。

 そして次に、10日間  と書かれたのだ。10日間しっかりお薬を飲ませてください。途中で止めないように、と。私は目を丸くしてしまった。

 と言うのも、毎朝聖書を2章づつ読むのが日課になっているのだが、最近読んだ聖書の中にこんな所があったのだ。
 
 『あなたが受けようとしている苦しみを恐れてはいけない。見よ。悪魔はあなたがたを試すために、あなたがたのある人たちを牢に投げ入れようとしている。あなたがたは10 日の間苦しみを受ける。死に至るまで忠実でありなさい。そうすれば、私はあなたに命の冠を与えよう。』

 聖書を読んでいると、時々ドキッとすることがある。死に至るまでと言うのはこの場合大げさな表現だが、今回も前もって神さまが聖書を通して語っていて下さったので、10日間の試験なんだとわかった。

 一年生になった3女に、「これはね。テストなんだって。だから、一日一人でも感謝して寝とこうね。」 と、他の子供たちとは別の部屋に寝かせておいた。テストと聞いて、うんといい子にして寝ていてくれた。
ようれん菌って何?