木原 純子
8人の子育て日記
7月3日(木)
 「主は、あなたを、行くにも帰るにも、今よりとこしえまでも守られる。」
                                    (聖書 詩篇121篇)

 先日の夜7時から8時頃、大型電気店から4才の男の子が連れ去られ、かなり離れた駐車場から全裸の他殺体で見つかった。連日ニュースで報道されているが、まだ犯人が捕まっていない。ついに起こってしまった。この電気店は、私たちの家族もしばしば行っている。家から保育園の方向に車で5分の距離である。洗濯機もラジカセも炊飯器もここで買ったのだ。

 そして、同じような事件が、今年の4月長崎のダイエーで起こっていたことが判明した。今風の滑り台やコインを入れると動く遊具があって、私もとても気に入っているスポット。この場所からやはり3歳の幼児が連れ去られ、やはり駐車場で衣服を脱がされて発見されたと言う。同様の事件が7才と11才の男の子にも起こったらしい。

 ここも、私たちがよく行く場所で家から車で5分くらいで行ける。又、私たちの教会で昨年クリスマスの季節にコンサートをした場所でもある。この遊具のある場所で、お兄ちゃんたちに下のちっちゃい子たちを見てもらって、私自身は急いで買い物をする。ということを本当によくやっていた所なのだ。
   
 私たちの休日は平日なので家族みんなで出かけるのは、全員学校から帰るのを待ってから。だから大体夜の7時から8時くらいになるのだ。そうして、大型電気店やミスターマックスのような大型のディスカウント店に繰り出す。駐車場に着くと一番小さな子はカートに乗せて行くが、それ以外の子はみんな、くもの子を散らすように自分の好きな場所に、一目散に走って行ってしまう。誰がどこにいるのか分からない。お腹がすけは゜出口にあるマクドナルドに集まってくる。1個59円のハンバーガーにソフトクリーム、そして39円の野菜ジュースを飲ませる。こんな休日。

 今回の事件で、間違いなく私たちの子育て(ライフスタイル)は、変わって行かなければならなくなった。小さな子の手はしっかりと握り、家族みんなで、あるいはチームを作って集団で動くこと。それに、買い物にのめりこんでどっちにしようかなんて、ぼっーと考え込んでなんていられなくなってしまった。 

 この夜、小さな目でニュースに見入っていた子供たちと、これからの事を話し合った。行くにも帰るにもとこしえまでも守ってくださる神様に、毎朝祈って送り出してあげる必要が出てきた。
殺人事件発生(1)