木原 純子
3月28日(日)
 
うれしい置換法
 
 長女が2歳。長男が1歳。年子で生まれた頃、友人が東京からやっぱり同じくらいの赤ちゃんを二人抱えて、遊びに来てくれた。長崎にはまだ知り合いも多くはなく、つのる話に花が咲いた。
 
 「やっぱり年子って大変よねぇ。」
 「ホント、ホント、大変、大変。
 そう言っているそばから、ふたりして泣きじゃくる、ケンカはする。
ウンチはする…
 とにかくゆっくりしゃべってなんていられない。学生時代の様には行かないのだ。
 「もう! ほんっとに大変なんだから!」

大変、大変となんども大変を連発して、気がついた。
「そうだ!  た・い・へ・ん と言いたくなったら、   
       か・ん・し・ゃ と全部置き換えて言ってみようか?」
ひょんなことから、友人とゲームのようにやってみた。

 「も〜う、ほんっとに 感謝!」
 「ホント、ホント、か〜んしゃ、か〜んしゃ、」
 「う〜ん、たい…っと、感謝よねぇ。」
 「そう、そう、感謝、感謝。」

なかば、やけになってやっていたら、最後は2人で大爆笑!
生きてゆくのがしんどい、そう思っていた私はとっても幸せな気分になりました。
これはいい。そう思った一日でした。