選択制公立中学
 来年度から、公立中学が選べるようになる。指定地域の周りの5つの中学のうちのどれかひとつを選択できるようになったのだ。画期的な試みである。

 実家(岐阜県)の近くの知り合いの中学校の先生に聞いてみたら、そんな事はしらない様子だったから、これは長崎独自のものかもしれない。

 そんな訳で、この10月はいろんな中学を見学できることになった。父親といっしょに来年中1になる次女を連れて、昨日、今日と2つの学校を訪問したのだが、見学者が殺到しているかと思ったら、私たち以外にほんの一人か二人という寂しいものだった。みんな校区以外を希望する人たちは、私立の学校に行くのだろう。

  でも、やはり学校によって校風は違っていた。当たり前のことだが、校訓も違うし、校歌も違う。昨日見たところはふたクラスだけの、アットホームな学校だった。今日見たところは、設備の整ったきれいな学校だった。私がどうしても気になってしまうのは、生徒の子どもたちが荒れているかどうかということ。服装や態度。幸いみんな、思ったより良くって安心した。

 もう、20年以上になるが東京で教育実習に行った時の中学校の方が、もっと大変な状況だった。授業中に教室を歩き回っているのは普通のことだったし、全く後を向いておしゃべりをしていた生徒も当たり前のようにいた。
  
 学校に個性があるように、子ども達ひとりひとりに個性がある。8人の子ども達ちひとりひとりに一番ふさわしい、神様が備えてくださったステージに立たせてあげたいと切に願っている。
10月7日(金)
木原 純子