『聞き従いの素晴らしさ』
聖書箇所:出エジプト記19章4〜6節 メッセンジャー:イザヤ木原真牧師
神様は出エジプトしたイスラエルの民にモーセを通して19章4〜6節の言葉を語りました。今回はこの箇所から神様に聞き従い神様の契約を守ることを学んでいきたいと思います。
4節の鷲とはイスラエルの民に対する神様の愛といつくしみを意味します。4節では神様がエジプトで10個の奇跡を起こしさらに紅海を割るという奇跡をもってイスラエルの民を完全に守り導いたこと、つまり神様ご自身の愛とあわれみをイスラエルの民に再認識させています。その上で神の声に聞き従い神の契約を守るようにと語られます。5節でいう契約の最たるものは出エジプト記20章に書かれている十戒(神様がモーセを通して語られた10の戒め)です。十戒の内容を見ていきます。
一戒で万物を創造された真の神様は唯一であると言明しています。日本は八百万の神々が溢れているので真の神様は“唯一”であることをはっきりと捉えておかなければいけません。二戒では偶像礼拝を禁止しています。他の聖書箇所を見ると「父の罪のために子が裁かれたり子の罪のために父が裁かれてはならない」と書かれてあります。しかし偶像礼拝だけは例外です。偶像礼拝をするとその人の咎の報いが三代、四代にまで及ぶのです。クリスチャンになってからも偶像礼拝を通して受けた霊的影響は残りますので偶像礼拝を行ったことはしっかりと悔い改め霊の断ち切りをする必要があります。また日本は偶像礼拝に妥協している傾向がありますが神様の助けをいただいて毅然とした態度で愛と知恵をもって偶像礼拝を断っていきましょう。真の神様だけを礼拝し続ければ、その祝福は千代にも及ぶので、その祝福を共に受けていきたいと思います。三戒では神様の尊い御名を軽蔑することを禁止しています。心から神様に助けを求める時に神様の御名を何度も呼び求めることは大丈夫です。四戒は1週間に一度は休むようにという戒めです。旧約では安息日は土曜日で新約ではイエス様が復活された日曜日です。1週間に一度休むのは神様の原則なので健全なサイクルです。1週間に一度休み日曜日は神様を礼拝する時、日常生活が豊かに祝福されます。
以上のような契約を守り神様に聞き従っていく時、非常に祝福されます。旧約では全世界にある国々の中でイスラエルの民は宝となり祭司の王国、聖なる国民になると神様は約束されました(19章5、6節)。新約時代ではイスラエルの民だけでなくイエス様の十字架のあがないを信じる全てのクリスチャンに適応されます。そのクリスチャンが神様に聞き従い神様の契約を守るなら全世界で特別に選ばれた宝の民になると約束されています。
しかし人間の力で神様に聞き従い神様の契約を守ることはできません。万が一できたとしても絶対に限界があります。だから十字架の恵みが必要なのです。聞き従いと神様の契約を守ることのポイントは十字架の恵みを受けることです。聞き従えないこと、契約を守ることができないことを素直に認めて神様に従う力を求めるのです。従う力を求めることの土台にはまず、神様を愛する心が必要です。神様を愛する心があったら自然に従いたいと思うようになります。神様を愛する心が欠けていたら、そこから求めればいいのです。
神様を愛し、その契約を守り聞き従っていく時、絶対に祝福されます。自分で歩んで行く時、初めのうちは祝福されたとしても多くの場合、後に後悔します。私たち一人一人にとって何が最善かをご存知の神様に聞き従って行く人生こそ最善の道です。その人生は世界という舞台でダイナミックに描かれる一人一人に用意されたオリジナルのストーリーです。十字架の恵みを受け、天に宝を積む人生を共に歩んでいただきたいと思います。 (文責 久保田望)
主の十字架クリスチャンセンター 神のしもべ長崎教会
2008年3月2日 主日第二礼拝メッセージより