『世に打ち勝つ信仰』
Tヨハネの手紙5章4節 メッセンジャー イザヤ木原真牧師
「なぜなら、神によって生まれた者はみな、世に勝つからです。
私たちの信仰、これこそ、世に打ち勝った勝利です。」Tヨハネの手紙5章4節
・新年の御言葉
この御言葉は、主の十字架クリスチャンセンターに与えられた、新年の御言葉です。当然この世にあるものは、すべて神が創造されました。しかし、ここに書かれている、神によって生まれた者とは、神によって新しく生まれた者という事です。つまり、イエス・キリストの十字架を信じて、新しくいのちをうけて生まれた者という意味なのです。そして、そのすべてのクリスチャンがこの世という、地上において勝利が与えられるという事です。
・世に勝つことの2つの意味
世に勝つとは、2つの意味があります。1つは、十字架の勝利です。私たちはイエス様の十字架により、罪が赦され、贖われ、永遠のいのちが与えられました。それは、確かにこの世における勝利です。唯一の真の神であられるイエス・キリストは死にさえも打ち勝ったからです。
もう1つは、今まさに私たちが生かされているこの世で勝利をうけるという事です。学校や仕事、家庭や地域など、実際に私たちがこの世で勝利をするという事なのです。この御言葉は宣言であり、神様の約束です。しかし、目に見える現実に目をやると、私たちが必ずしも勝利をしているとは、言えないような事があるように思われます。経済や健康、人間関係などを見ても、勝つ事があれば、負ける事もあり、クリスチャンではない人と同じ様な事、まるで世と変わらない事があるのです。
では、どうすれば世に勝つのでしょうか。そのポイントは信仰です。信仰こそ世に打ち勝つ勝利だからです。信仰を通して勝ち、信仰に立つ時に勝ち、信仰を用いる時に勝つのです。自分の気分や感情、自分の考えに立つ時、それは信仰ではありません。だから、勝ったり負けたり、この世の人と何も変わらないのです。しかし、信仰によって立つ時、私たちは、負けることは決してありません。必ず勝利するのです。では信仰を用いるとはなんでしょうか。それは、すべての事に感謝する事、神の約束を告白する事、神の言葉に立つ事、神の言葉に従う事です。世に対して信仰の対応をし、信仰をもって進んでいく時に勝利が与えられるのです。
・世に打ち勝つ信仰
この御言葉が与えられたという事は、この年、私たちは多く世とふれる機会が与えられるという事です。そして、勝利が与えられるという事は、戦いが許されるという事です。大きな勝利を見たい人は、大きな問題が許されるでしょう。しかし、恐れる必要はありません。私たちが、信仰に立つ時、神の勝利が与えられるからです。神様が与えてくださったこの御言葉を握りしめて、歩んでいきましょう。 (文責 松本俊也)
2008年11月9日(日) 主日第2礼拝メッセージより
主の十字架クリスチャンセンター 神のしもべ長崎教会