『今こそ信仰を用いる』

                                    U歴代誌20章20〜23節 メッセンジャーイザヤ木原真牧師

 今日は、信仰を通して与えられる、神様の逆転の勝利を見ていきたいと思います。

1〜4節

 ユダの王、ヨシャパテと戦うために、敵であるモアブ人とアモン人が、大軍で押し寄せてきます。ヨシャパテにとって、これは絶対に勝ち目の無い、絶体絶命の最悪の状況でした。全滅し、皆殺しにされることは明白でした。恐れたヨシャパテは、ただひたすら主に求め、ユダ全国に断食を布告します。断食は祈りと、悔い改めを意味します。彼らは、絶体絶命の中で、信仰を用いたのです。

 私たちもクリスチャンとして歩んでいく中で、恐れてしまう状況がゆるされる事があると思います。目の前に大きな問題や困難がゆるされるという事です。しかし、問題や困難がゆるされた時、その後には、もっと大きな神様の計画があるのです。

 

14〜17節

 ヨシャパテが神様に叫ぶ時、主の霊が、アサフ族出のレビ人、ヤハジエルの上に臨みました。つまり、預言の霊が臨み、神様の言葉が与えられます。「ユダのすべての人々とエルサレムの住民およびヨシャパテ王よ。よく聞きなさい。主はあなたがたにこう仰せられます。『あなたがたはこのおびただしい大軍のゆえに恐れてはならない。気落ちしてはならない。この戦いはあなたがたの戦いではなく、神の戦いであるから。あす、彼らのところに攻め下れ。見よ。彼らはツィツの上り道から上って来る。あなたがたはエルエルの荒野の前の谷のはずれで、彼らに会う。この戦いではあなたがたが戦うのではない。しっかり立って動かずにいよ。あなたがたとともにいる主の救いを見よ。ユダおよびエルサレムよ。恐れてはならない。気落ちしてはならない。あす、彼らに向かって出陣せよ。主はあなたがたとともにいる。』」(15〜17節)真剣に神様に祈り求めた時、励ましと共に、具体的な指示が与えられました。

 真の神様は、私たちが本当に、真剣に神様に向かって叫ぶ時に、あやふやに答えられは、しません。私たちに具体的に語って来られたり、示して来られたり、答えを与えたりして下さいます。

 

20〜23節

 出陣のとき、ヨシャパテは立ち上がって言った。「ユダおよびエルサレムの住民よ。私の言うことを聞きなさい。あなたがたの神、主を信じ、忠誠を示しなさい。その預言者を信じ、勝利を得なさい。」(20節)そして彼は、民と相談し、軍隊の前に賛美隊を立てたのです。それは、人の目には愚かな行為です。しかし、彼らは、信仰の対応をしたのです。「神様が言ったから信じる。」と、何もまだ起こっていない時に、神様の言葉は必ずそうなると信じて、何よりも神様を賛美したのです。最悪な時に、この賛美隊は「主に感謝せよ。その恵みはとこしえまで。」と賛美しながら出て行きました。

 賛美隊が喜びの声、賛美の声を上げた時、主は伏兵を設けてユダに攻めて来た、モアブ人とアモン人を打ち負かし、敵を全滅させ、圧倒的な勝利を取るのです。

 

 神様を愛し、従って歩んでいく中でも、最悪、絶体絶命という状況はゆるされます。しかし、それで否定的になったり、もうお終いと思わないで下さい。そこで捧げる感謝と賛美こそが、まさに、信仰なのです。神様はそこで最も大きな神の愛と真実をあなたに与えて下さいます。

信仰を通して世に勝つのです。信仰を通して、私たちは世に勝利するのです。

(文責 千多冨二男)

 

主の十字架クリスチャンセンター 神のしも長崎教会

2009年2月15日 主日第2礼拝メッセージより