『感謝の徹底と天の賛美』

　　　　　　　　　　　　説教箇所　使徒の働き16章6〜10節　メッセンジャー　イザヤ木原真牧師

・賛美であふれている黙示録

今回パトモス、テサロニケにチームが派遣されました。パトモスはギリシャにある島でヨハネが黙示録を書いた場所です。黙示録は世の終わり、終末の事について書かれている為に、怖くて暗いイメージを浮かべてしまいますが、丁寧に読むとヨハネの黙示録は、実は賛美にあふれている書物なのです。黙示録に出てくる御使い、24人の長老たち、14万4000人の選ばれた人たちが神様に向かって賛美している箇所が随所に出てきます。

そして神様に向かって新しい歌を歌ったと書かれています。天では常に繰り返し、神様をほめたたえる新しい賛美がなされている。これが黙示録の特徴なのです。黙示録の中で、7つ目のラッパのなる前と、7つの封印が解かれる前に、「この世の物は、私達の主イエスキリストのものになった。」と喜んで神に賛美を捧げています。天の賛美は裁きにあふれている中にもかかわらず、喜びと感謝と完全な勝利に満ちているのです。実はこれが大きなカギなのです

天というのは完成された信仰なのです。天において神様は、完全な支配と勝利を持っているのです。天で捧げられている様に私達が勝利と喜びを持って賛美を捧げるときに、神様の具体的な業がおこなわれてくるのです。

・感謝と賛美を徹底的にする

使徒の働き16章6節で、神様はパウロに、アジヤで御ことばを語ることを聖霊によって禁じられました。福音宣教にストップをかけたのです。また、7節ではビテニヤにいくこともおゆるしになりませんでした。その後、パウロは「マケドニアに来て助けてください。」と懇願するマケドニア人の幻を見て、マケドニアで福音を宣べることが神の御心だと確信して、マケドニアに向かいます。しかし、神の導きのマケドニアのピリピで、彼は捕まり、牢獄に入れられます。その獄中で彼は神に感謝と賛美を捧げました。そのあとも聖霊に導かれて行った、テサロニケやベレヤ、そして、行き先の所々で迫害や妨害が入ります。しかしパウロは、その所々で徹底的に感謝と賛美を捧げます。

私達の歩みの中で神に導かれていった場所でうまくいかない事があったりします。しかし、その中で徹底的に神様に喜びと勝利に満ちあふれた賛美と感謝をするときに大きな奇蹟が始まっていきます。

私たちが、この生きた賛美と感謝を捧げて行けば、神様の奇蹟を、これから数多く見ていくこととなるでしょう。

(文責　野見山光一)

主の十字架クリスチャンセンター　神のしもべ長崎教会

2010年7月18日　主日第2礼拝メッセージより