『イエス様から目を離さない』

             聖書箇所 へブル人への手紙122節 メッセンジャー イザヤ木原真牧師

・「信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないでいなさい」

 イエス・キリストは、完全なお方です。その方が、ありのままの私たちを愛し、十字架にかかり、私たちを受け止めてくださいました。聖書は、そのイエス様から「目を離さないでいなさい。」と、書かれているのです。また、「創始者」とも書かれています。この「創始者」は英語では「オーサー」になります。これを直訳すると「作者・著者」という意味です。また、この方は「完成者」であり、私たちに完全な物語を持っておられるのです。そのイエス様から、「目を離さないでいなさい。」と書かれているのです。なぜ、この方から目を離してはいけないのでしょう。それは私たちの人生の物語は、私たちが頑張って書くのではないからです。創始者であり、完成者であるイエス様が、私たちの物語を書いてくださるからです。

私たちの信仰の物語を書いてくださるのは誰でしょう。それは、イエス様です。

 

fix our eyes on Jesus(イエス様に目をくくりつける)

「目を離さない」とはどういう意味でしょうか。英語訳の聖書では「fix our eyes on Jesus」とあります。つまり、イエス様に私達の両目をくくりつけるという意味です。イエス様に目をくくりつけるということは、イエス様と自分の間に、何も間に入れないという事です。私たちが、イエス様に目をくくりつける時、何が起こってくるのでしょう。それは、聖書に書かれているような、大いなる神様の祝福です。

しかし、イエス様に目をくくりつけようとしても、時として目が離れてしまいます。その隙にサタンは入り込んできて、私たちとイエス様を離そうとしてきます。では、どうすればイエス様に目をくくりつけることができるのでしょう。それには3つのポイントがあります。1つ目は、教会に来る事です。なぜならば聖書に「教会にキリストが満ちている。」と書かれているからです。教会に来ると、それだけで私たちの目は、イエス様から離れないのです。2つ目は、朝起きた時に、朝一番の最初の時間を神様に捧げるのです。1時間出来れば良いですが、初めは、たとえ3分でも構いません。神様に朝の時間をささげ、一日を祈りから始めることは、キリストから目を離さないためには、重要な事です。もし、朝の1時間を神様に捧げ祈る事を、1年続けたとしたら、それまで以上の神様の祝福を見るでしょう。そして、3つ目は感謝と賛美です。この感謝と賛美は、神様に目をくくりつける事です。他の宗教であっても「感謝」という事を言うようですが、私たちの感謝には根拠があります。イエス・キリストが私たちの罪のために十字架にかかってくださって、すべての贖いをしてくださったので、どんな問題でもマイナスでも、必ず神様は、十字架の贖いと復活の故に祝福にしてくださる。だから、私たちは感謝をするのです。

私たちの目が、私たちの心が神様に向いている時、私たちは神様の祝福を見るのです。

 

・イエス様がくださる喜び

 イエス様が辱めである十字架をしのぶ事が出来たのは、喜びがあったからであると聖書に書かれています。色んな事が私たちの人生には起こりますが、喜びがある時に、その事柄をしのぶ事が出来るのです。イエス様を信じ、十字架によって贖われた私たちにはこの喜びが与えられています。そして、この喜びこそ、私たちが神様の栄光と祝福を見るためのカギでもあるのです。

 これからも、様々な事が許されるでしょう。しかしその中で、私たちの目をしっかりと神様にくくりつけて、イエス様が書いてくださる物語の中で、神様の祝福を共に見て行きましょう。  

(文責 松本俊也)

 

主の十字架クリスチャンセンター 神のしもべ長崎教会

2010912日 主日第2礼拝メッセージより