『神の戦い』
説教箇所 U歴代誌20章14〜17節 メッセンジャー イザヤ木原真牧師
主は新年に「この戦いは神の戦いである。」ということを語られました。この戦いの恵みにあずかるのは、私たちがふさわしいからではありません。ただ、神様の恵みによるのです。そして、その恵みの中、神のことばに祈り聞き従うならば、私たちは神様の勝利を見ることになるのです。
ユダにモアブの大軍が攻めてきました。ヨシャパテは、自分の権威が及ぶすべてのものたちに断食を布告しました。このとき、子供さえも断食をしていると思われます。つまり、子供でもわかるぐらいの絶体絶命の状況だったのです。そのような状況の中、彼らは、主の前に出て、祈りました。そして、その時、神様は預言を通して語られました。
・預言
主はこの時に、預言を通して彼らに語られました。用いられた預言者はヤハジエルという預言者で、この場面しか出てきません。その彼に主の霊が臨み預言が語られました。「あす、彼らのところに攻め下れ。見よ。彼らはツィツの上り道から上って来る。あなたはエルエルの荒野の前の谷のはずれで、彼らに会う。」と語られ、その内容は実に具体的でした。神様は様々な方法で語られます。聖書を通して語られ、人を通し、摂理を通しても神様は語ってくださいます。そして、預言を通しても神様は語ってくださり、その預言のよい点は、非常に的確に、具体的に神様の指示を知ることができるという点です。このとき、ヨシャパテはその預言を通して語られた、神様のことばに信じて立ったのです。
・賛美隊
この戦いにおいて、ヨシャパテは最前線に賛美隊を立てました。これは、戦争であり、戦略的に言えば愚かです。普通に考えれば、精鋭の兵士たちを前に出して、横や後ろで賛美隊がほめたたえるのをイメージしますが、彼は賛美隊を最前線に立てたのです。それは、主を礼拝するためです。主を礼拝するとき、主はそこに住まわれます。そこで何が起こるのでしょう。それは、神の奇蹟です。
賛美隊のポイントは2つあります。1つは歌う賛美隊です。歌を上手に歌えることは大切ですが、それ以上に賛美隊の最大のポイントは、神様を礼拝する事です。私たちの人生はいい事ばかりではありません。戦いがあります。しかしその中で、賛美隊とし、神様を賛美し礼拝するのです。
賛美隊の2つ目のポイントは感謝です。感謝とは、神様への賛美です。私たちの人生の中にも確かにサタンが背後に動いた出来事があります。しかしその出来事でさえも、神様の許し手の上で行われたことであり、神様は最善しかなされないことを信じ、感謝するのです。賛美隊とはこの2つのポイントがあるのです。
・聞き従い
ヨシャパテは言いました。「あなたがたの神、主を信じ、忠誠を示しなさい。その預言者を信じ、勝利を得なさい。」彼らは賛美隊として、大声を上げて戦いに出て行きました。礼拝し、感謝と賛美を持って出て行ったのです。しかし、その大声を上げたとき、伏兵が現れ、敵を全滅させました。何が起こったのか理解できません。しかし、この時に確かに、主は奇蹟を現し、圧倒的な勝利を現されたのです。
神様のことばに従って、感謝と賛美の賛美隊として出て行きましょう。私たちの目の前に多くの戦いがこれから現れてくるでしょう。しかし、この戦いは神の戦いです。神様が勝利を与えられます。
この年、神様は多くの祝福を用意しておられます。その祝福を受けて歩んで行きましょう。
(文責 松本俊也)
主の十字架クリスチャンセンター 神のしもべ長崎教会
2010年11月14日 第2礼拝メッセージより