『信仰を持って備える』
聖書箇所:マルコの福音書6章35節〜44節 メッセンジャー:イザヤ木原真牧師
男性だけで五千人、当時のイスラエルは多産なので女性と子どもを含めて数万人の食事が満たされるという奇跡が起きました 。この聖書箇所から三つにポイントを絞って学んでいきたいと思います。
@ 神様に不可能だと思えることを語られてもそれを受け止めてどうしたらよいか聞く
イエス様は、「あなたがたで人々に食べるものをあげなさい」と弟子たちに言われました。それに対して、弟子たちは不信仰の対応をとりました。確かに、弟子たちの力で五つのパンと二匹の魚から数万人の食事を満たすことはどう考えても不可能でした。しかし、もし弟子たちが信仰に立ってイエス様に応答し、どうしたらよいかイエス様に聞いていたら弟子たちを通して奇跡が起きました。
神様が不可能だと思えることを語られた時、頑張ってなんとかしようとするのではなくて、どうしたらよいか神様に聞けばいいのです。これから魂が豊かに救われてくる奇跡の時代が始まります。その時、不可能だと思えることを神様に語られても、投げないでどうしたらよいか神様に聞いてください。
A 奇跡が起こる前に受けたと信じて備える
弟子たちは無いものを数えました。人間は無いものを数えてしまう傾向があります。しかし、イエス様は今あるものに目を留められました。
当時のイスラエルは横たわって食事を取っていました。群衆を五十人、百人の組にして食事の準備に入りました。食事が増えてから準備したのではなく、増える前に準備をしました。イエス様は、父なる神様が数万人の人々の食事を満たしてくださると信じ備えました。この時のイエス様のように奇跡が起こる前に信じ備えてください。
B 今あるものを本当に感謝して神様からの祝福を求める
食事をとる準備ができた時、イエス様は天に目を向けられました。そして、五つのパンと二匹の魚を祝福しました。イエス様は父なる神様からの祝福を求めました。そのため、今あるパンと魚の数は問題ではありませんでした。この数がどんなに少なかろうと父なる神様がそこから奇跡をおこしてくださると信じていました。
イエス様は地上を見ていませんでした。地上を見ていると不信仰になってしまいます。地上を見ていると人間的な考え、計算が始まります。みなさんの目を地上から天に向けてください。そして、今あるもの、今おかれている状況のありのままを心から感謝して神様からの祝福を求めてください。
できる範囲のことを自分の頑張りでやった話しはいくらでもあります。しかし、頑張ってもできないことがあるし頑張れない人がいます。だからといってその人はだめではありません。その人も神様に愛されている大切な人で、実はその人の内に隠れた素晴らしいものがたくさんあるのです。人間は神様に似せて造られた存在なので一人ひとりのうちに良いものが必ずあるのです。
あなたの中にあるものがどんなに小さくてもかまいません。それを本当に感謝して神様が語られることに応答してください。そこから神様の奇跡が始まります。神様の栄光が現されます。まさしく神様ご自身が働いたその証しを世の人々は待っています。
これから、例外なく私たちの人生に神様が用意した素晴らしい奇跡が始まるでしょう。神様に期待していただきたいと思います。
(文責 久保田望)
主の十字架クリスチャンセンター 神のしもべ長崎教会
2011年1月23日 主日第二礼拝メッセージより