『朝早く起きて祈る祝福』

説教箇所 マルコの福音書13539節 メッセンジャー イザヤ木原真牧師

 

この聖書箇所では、イエス様の父なる神様への祈りについて書かれています。35節に「さて、イエスは、朝早くまだ暗いうちに起きて、寂しい所へ出て行き、そこで祈っておられた。」と書かれています。朝早くまだ暗いうち とあるので夜明け前です。のちに弟子達がイエス様を捜しに訪れるので、弟子達がまだ寝ている時、誰よりも朝早く起きて祈っていました。朝早くに神様と祈り交わらないと、あの神の子イエスキリストでさえも、神の業を行うことができなかったからです。朝一番の時間を神様に捧げ、神様に祈り、より頼んだからこそ、イエス様の行かれるところの先々で神の業が行われ、また神の栄光と祝福を受けたのです。

 

イエス様は誰よりもハードな毎日を送られていました。マルコの福音書4章に書かれていますが、船の中で嵐に見舞われ、吹き荒れる突風の中、イエス様は船の中で眠っておられました。その嵐の中で、疲れてお休みされるほど大変な毎日を過ごされていたのです。そのイエス様であっても、夜明け前から神様と祈り交わっていました。

私達クリスチャンも、職場や学校、あらゆる世の中に出て行くとき、神様を第一として歩む時、世の中とぶつかる時があります。しかしその世の中において、神様が私達に与えてくださる勝利や、祝福に満ちた証し、神様の栄光を見ていく秘訣は、朝早く起きて神様に祈る事です。

神の働きは、祈りなしでは行われません。私達は祈りの中で、神様から力を受ける時に神の御心を行えるのです。

あらゆる事すべてに朝、神様に感謝の祈りをして交わると、神様からの証しが与えられていくのです。朝早く起きて祈る事は、早く起床する、という代価を払います。しかし私達は神様によりすがらないと、神様の助けがないとこの世の中で生きぬいていく事は出来ません。神様は私達の心を見ます。1日の始めを神様に捧げ、その祈りを通してみる神の働きと栄光と祝福が必ずあります。だから朝、神様に祈って、神様から力を受ける事が必要なのです。

 

39節でイエス様はガリラヤ全地にわたり、人々に福音を語り、また悪霊を追い出されました。この神の業をなされた事が出来たのは、朝早くに神様に祈って力を受けたからなされたのです。あのイエス様ですら朝早くに神様に祈って聖霊を受け、力を受けなかったら神様の働きをする事が出来なかったのです。

 

まず、1日の始めを神様に捧げ祈るところから始めていきましょう。朝起きれない人は、まず朝早く起きれるようにと本気で願い、祈れる力を与えてください、と祈り求めましょう。神様に信じ求める時、失望される事はありません。

私達も朝早く起きて祈る祝福をみていきましょう。

 (文責 野見山光一)

 

主の十字架クリスチャンセンター 神のしもべ長崎教会

2011626日 主日第2礼拝メッセージより