『神様の語られた言葉に信頼して歩む』
説教箇所 士師記 6章11〜14節 メッセンジャー イザヤ木原真牧師
・あなたのその力で行き
ギデオンは、マナセ部族の出身でした。マナセ部族は、ユダやベニヤミン族と違い言葉は悪いですが、あまりパッとしない部族だったのです。その中でも特に、弱いし若く力がないとギデオンは言っているのです。さらに、11節を見ると、ミデヤン人から逃れて、酒ぶねの中で隠れて小麦を打っていたと書いてあります。マナセ族の中でも若くて弱く、力もなくミデヤン人を恐れて小麦を打っていた状態のギデオンにその力で行けと、神様が語られたのです。強くなって立派になって行けではなく、その力でいいから行けと語られたのです。イエス様が、大宣教命令を弟子たちに語られた時も、弟子たちは弱く、力のない時に使命を与え、全世界に出て行けと言われました。多くの人は、神様に語られた時にこのままじゃだめだ、何とかしなきゃいけないと頑張り始めておかしくなってしまうのです。この時に、ギデオンはそのままでいい、若く弱いままでミデヤン人を恐れて、隠れて小麦を打っているそのままでいいからと語られたのです。
・イスラエルをミデヤン人から救え
神様は、ギデオンにそのままの力でいいから行けと、語られました。ミデヤン人を恐れて隠れていたギデオンには、不可能でしたが、不可能な事を語ってこられたのです。神様は、私たちにも無理だ、私にはできない、不可能だという事を語られますが、ここで大事なのは、神様が本当に語ったかどうかと言う事です。神様が、本当に語って来られた時は、自分にはできないと思っても語られた事に踏み出す時に、神様が働かれるのです。この時のギデオンに、イスラエルをミデヤン人の手から救う事など、できるわけがないのですが、神様は行けと言われました。
・私があなたを遣わすのではないか
神様が、遣わす時に神様の力が働き、神様が働かれるのです。私たち一人一人も職場・学校・地域・教会に神様が置かれている、遣わされていると信じている時に、神様が働かれるのです。この後ギデオンは、本当に神様が語っておられるか、確認を求めます。私たちも神様が語ったかどうか、きちんと確認をすることは大事なことです。そしてギデオンは戦いに行きますが、13万5千人の相手に対して、3万2千人しかいません、しかも神様は恐れている者を帰してしまい、2万2千人減らして1万人にし、準備ができていない者をさらに帰し、最後には3百人に減らされたのです。神様はそのままの力で行けと言われ、私が遣わすと語られましたが、状況はもっと弱
く悪い状況に追い込まれたのです。
私たちの人生にも、同じように神様の語られた事と反対の事が起こったりしてしまう事がありますが、その時に私たちが状況を見て、恐れてそこに立つのか、神様の語られた言葉に立つのかが大きなポイントなのです。そして、そこが信仰の戦いなのです。
神様が、語られたら恐れてはいけません。語られた神様が、共にいてくださり、勝利をくださり、栄光を現されるからです。その神様に、信頼して共に歩んでいきましょう。
(文責 井上洋)
主の十字架クリスチャンセンター 神のしもべ長崎教会
2012年6月24日 主日第2礼拝メッセージ