『弱さを通して働かれる主』
説教箇所 Uコリント人への手紙12章9〜10節 メッセンジャー イザヤ木原真牧師
パウロは高い能力を持っていました。サンヘドリンの議員を務めていたので社会的立場もありました。パウロは努力家だったので多くのものを獲得しました。でも、彼は自分のできたことや、自分の持っている能力ではなく、むしろ自分の弱さを誇りました。なぜなら、弱いところに神様の力が働くからです。
クリスチャンは弱さと直面する時、落胆しません。むしろ、その弱さの中で逆に希望を持ちます。その時、信仰が引き上がります。一般の社会では、真逆です。弱さは恥ずかしいものとされる傾向があります。そのため、弱さは隠さないといけませんし、弱さを出さないようにします。
私たちが元々もっている 強いものを神様は用いてくださいます。それと共に、私たちの弱さを用い神様の強さを現してくださいます。なぜなら、本当に弱さを覚える時、神様を心から求めるので神様が弱さを通して働かれるからです。
第U歴代誌20章のヨシャパテ王たちの場面から弱さと直面した時の信仰の対応を学ぶことができます。ヨシャパテ王たちは絶対に勝てない戦いを前に非常な弱さを覚えていました。
そのため、ヨシャパテ王は国をあげて断食を布告し、みんなが心から神様に叫び求めました。子どもにもわかる危機的な状況だったので子どもたちも断食したかもしれません。国をあげて神様にすがった時、預言のことばが与えられました。ヨシャパテ王たちが神様のことばに従った時、圧倒的勝利が現されました。
自分のこと、愛する人に関してもう無理だと思うことに関して神様にすがってください。そのとき、神様が神のことばを与えてくださいます。そして、そのことばに従う時、神様が戦ってくださり勝利を与えてくださいます。
奇蹟を見る人の特徴は、神のことばを信じ神のことばに従う人です。
また、どんな状況でも神をほめたたえる人も奇蹟を見ます。
弱さを覚えること、絶対絶命の状況に直面することはクリスチャンにとって絶好のチャンスです。そのチャンスで神様にすがる時、神様の奇蹟、もっと大きな神様の恵み、もっと大きな神様の愛を体験できます。
(文責 久保田望)
主の十字架クリスチャンセンター 神のしもべ長崎教会
2012年10月7日 主日第2礼拝メッセージ