『聖霊に満たされる』

            聖書箇所 使徒の働き 2章  14節 メッセンジャーイザヤ木原真牧師

 今回のメッセージのキーワードは「すると突然」です。

突然、聖霊が臨んで弟子たちは一変しました。神によって集められた弟子たちに聖霊が激しく臨み、ペテロはユダヤ人に向かって「あなたがたが十字架につけたのです」と、面と向かってはっきり語ります。 その直前まで、ユダヤ人を恐れて戸を閉めていましたが、自分たちを殺そうとしていたユダヤ人たちに向かって、ぺテロは大声で説教したのです。その時には恐れは、消えてなくなっていたのです。そればかりでなく、実に大胆に語ったのです。 徐々に変わったのではなく、「突然」変えられたのです。聖霊が来ると、人ばかりでなく、状況も一変してしまいます。

二つ目は、弟子たちだけでなく、集まってきた人たちも変わったということです。37節に「兄弟たち。私たちはどうしたらよいのでしょうか。」と聞いた時。 怒るのでもなく、落ち込むのでもなく、彼らは素直に聞いてたのです。これはまさに、聖霊の働きです。 伝道や証も、普通はそう簡単には信じてもらえません。 人はそう簡単に信じないものです。このときのユダヤ人たちも、反発していたユダヤ人でした。なのに素直に聞いたのです。このあとぺテロは悔い改めとバプテスマを受けること教えます。悔い改めとバプテスマを受けると。賜物として聖霊を神さまがくださるのです。 これを言うと、そのとおりに変えられたのです。普通はこんなに簡単にはいきません。聖霊がのぞむとき、弟子たちだけでなく、敵対していた人々も変えられたのです。

聖霊の賜物、 もうひとつは「賜物」です。なぜ人々が集まってきたのか、2節に書いてあるとうり。人々が集まりだして、異言で話しだしたのです。その人(相手)の国の言葉で話し出すと、本人には異言ですが、相手には預言なのです。 聖霊の賜物、つまり「カリスマ」がおこると、内側がつくり変えられ、神の実を結ぶのです。聖霊の働きが突然おこるのです。「使徒の働き」では、こういった「突然」がしばしば出てきます。

賜物は教会を通して働き用いられます。ここには「みなが一つ所に集まっていた」と書いてありますが。新約時代 の特徴は、「教会を通して聖霊の働きが起こる」ことです。個人にも主は答えられますが、教会を通して神さまは 働かれるのです。働きや召しも、教会の一部として個人が担うのです。 「聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがた は力を受けます。そして、地の果てにまで、わたしの証人となります。」 ということばは、「殺されてもキリストを証できるようになって、地の果てにまで宣教するようになる」ことです。怯えていた弟子たちは、「聖霊を受けたら全世界へ遣わすがそれまでは待っていなさい」という約束を信じて祈っていました。

神に信頼して、神のことばにかたくとど まって、みからだにとどまって、神のことばにかたくとどまっていてください。そうすると必ず「すると突然」がきます。神のときは、遅れることなく必ずきます。そうすると、どんな不可能の壁も問題も、必ず突き破ってくださいます。

                                                  (文責 石田 雅則)

 主の十字架クリスチャンセンター 神のしもべ長崎教会

2013519日 第2礼拝メッセージより