『選ばれて忠実に従うことの祝福』

             聖書箇所 マタイの福音書21111節  メッセンジャー イザヤ木原真牧師

イエス様は、「十字架にかかる」という核の使命を全うする前の、エルサレム入場の時、ロバの子に乗られました。
 イエス様がエルサレムに入場する時、多くの群衆に大歓迎されました。

この当時、普通だったら晴れ舞台の時は、馬に乗ります。
しかしイエス様は、子ロバを選ばれました。しかも、荷物を全く運んだ経験のないロバの子です。
子ロバに乗ると、ぱっとしませんし、もしかすると普通に歩くより低くなったかもしれません。
しかし、「主が入用なのです」といって、イエス様はロバの子を選ばれました。

「ロバの子だったらどれでもよかった」わけではありません。はっきり指名されたのです。
みなさんも、名指しで神様に呼ばれ、この教会に置かれています。
みなさんは使命があって、この終わりの時代に生かされています。
神様は、特別な意味をもって、私たち一人一人を選ばれたということを、まず知ってください。

ロバは、荷物を運ぶために用いられています。ロバは忠実に荷物を運びます。ロバの特徴は『忠実』です。
ロバのように忠実な人を、神様は用いてくださいます。

子ロバは、経験がなく弱いです。
そして、「自分が経験もなく力もなく弱い」ということを、子ロバは知っています。
神様は、本当に弱さを知っている者を選ばれ、用いられます。
人は本当に自分には力がないとわかると、神様にすがるようになります。
本当に弱さを知ることは、神に用いていただくカギです。
神様がこの終わりの時代に用いられるのは、忠実に仕え、本当に弱さを知っている人です。
その人を主は選ばれ、用いられます。

イエス様をお乗せしたロバの子は、ロバの生涯で決して受けることのできない祝福を受けることができました。
ロバの子は、鞍(くら)をつけてもらったことがありませんでした。

しかし、イエス様をお乗せするので、上着をかけてもらうことができました。

上着をかけてもらうことは、ロバの生涯でありえないことです。
それだけでなく、人々がイエス様のためにイエス様が通られる道に、上着を敷きました。

イエス様とともに歩んだので、上着の上を歩くという、素晴らしい祝福を受けることができました。

イエス様に必要とされ、その招きに応答すると、本来の人生で預かることのできない、計り知れない恵み、祝福を受けることができます。
イエス様は他の誰でもないあなたを必要としてくださっています。
どうかイエス様と共に歩んでいただきたいと思います。

 

(文責 久保田望)

主の十字架クリスチャンセンター 神のしもべ長崎教会

20148 3日 主日第2礼拝メッセージ