『子どものように』
聖書箇所 マルコの福音書10章13〜16節 メッセンジャー イザヤ木原真牧師
人々が子どもたちをイエス様のもとに連れてきたとき、弟子たちは彼らをしかりました。
イエス様はそれをご覧になり、憤って弟子たちに、「子どもたちを、わたしのところに来させなさい。止めてはいけません。神の国はこのような者たちのものです。まことに、あなたがたに告げます。子どものように神の国を受け入れる者でなければ、決してそこに入ることはできません。」と言われました。
子どものように神の国を受け入れることについて、2つのポイントから学んでいきましょう。
・神の言葉を素直に受け取る
1つ目のポイントは子どものように素直に神のことばを受け入れることです。子どもは素直です。
私たちも、子どものように神のことばに対して素直になる必要があります。
しかし聖書には「鳩のように素直に、蛇のようにさとくあるように」とあるので、何でも素直になるようにとは言いません。なぜなら、この地上はサタンの支配下にあり、見分けが必要だからです。でも神のことばに対しては、単純に素直に信じて受け取る心をもってください。そのとき、あなたの人生にも神の奇蹟と祝福が始まります。
日本二十六聖人の中には3人の少年がいました。神様に対して素直な心を持っている少年たちでした。ですが、実はこの3人の少年だけでなく、26人全員が神様に対して素直な心をもっていました。神様に対して、みことばに対して素直な心をもっているなら、国籍、性別、年齢に関係なく、神の祝福を受けることができます。
・弱さを認める
2つは目のポイントは、自分の弱さを認めることです。
ある人が「永遠のいのちを受けるためにはどうしたらどうしたらよいか?」とイエス様に聞いてきました。イエス様が十戒のことをいうと、この人は「子どものころから十戒を守ってきた。」と言いました。この人は、律法を守って誠実に生き、財産を自分で築き上げてきました。それを捧げるようにとイエス様が言ったら、この人は去っていきました。
この人は自分の力、自分自身を誇っていたので、神様を見出すことができませんでした。「本当に自分は弱くて足りない、力がない。」ということを自覚するときに、人は神の国を見出します。
豊かな人も貧しい人もどんな人でも、神には救うことができます。でもポイントは、「本当に自分には力がない、神の助けが必要だ。」と自覚しているかどうかです。自分にはできると思っているとき、人は本気で神を求めません。本当に弱さを知った時、人は神を求めるようになるからです。
子どものように、主のことばを単純に信じ、自分の弱さを認め、
もっと素直に、大胆に神様に祈りましょう。
全宇宙を造り、歴史を導いておられる生ける真の神様の祝福を、共に見ていきたいと思います。
(文責 久保田望)
主の十字架クリスチャンセンター 神のしもべ長崎教会
2015年5月 3日 主日第2礼拝メッセージ