『神に聞き従う』
聖書箇所 使徒の働き27章 9〜26節 メッセンジャー イザヤ木原真牧師
パウロは、ローマに行く使命がありました。
パウロたちが寄港していた場所は良い港ですが、冬を過ごすのに適していませんでした。
その時期は大贖罪日も過ぎていたので、航海するのは危険でした。
神様からの導きがあったので、「この航海は危険だ。」と、パウロは言いました。
しかし百人隊長は、パウロを通しての神様の導きではなく、その道の専門家である航海士や船長
が言うことを信じました。
しかも大多数の人が、冬を過ごすのに適しているピニクスという港で過ごしたいと主張しました。
聖書の語ることは多くの場合、大多数とぶつかることや、大多数の意見と違う場合あります。
確かに専門家の意見を大切にしなければいけない時もありますが、しかし、ある時は神様の導き
とぶつかることがあります。
その時こそ、神様の導きに従う必要があります。
・人に従うか神に従うか
出帆する前に穏やかな南風が吹いていたので、人々は安心して船出しました。
しかし、いざ出帆すると穏やかな風が、ユーラクロンという暴風雨に変わりました。
その結果、船は暴風雨に翻弄され、漂流し、状況はますます悪化し、積荷、船具も捨て、食事
もとれず、もはや助かる最後の望みも絶たれようとしていました。
絶体絶命のその時、パウロは神様から与えられた約束のことばを語りました。
乗船していた人々に、励ましのことばを語りました。
パウロが一人、神様の使命に立っていたので、乗船していた全員が奇跡的に助かりました。
パウロは、憔悴しきっている人々を励ましました。
パウロの言ったことばの根拠は、自分からではなく、神様がいったことばが根拠です。
クリスチャンの拠り所は聖書であり、神のことばです。神様のことばには力があるからです。
パウロが語った神様のことばの通り、全員が助かりました。
・神の使命に立つ祝福
あなたがどんな環境になろうと、上司、周りが間違った選択をしても、あなたがしっかり神の使
命に立っているなら、神はあなたのゆえに祝福されます。
しかしサタンは逆を言い、裁きや責めに走らせますが、だまされてはいけません。
あなたが聖霊と共に歩むとき、周りの人々までも祝福されるからです。
あなたが神の使命に立っているなら、職場でも家庭でも人々に祝福が流れます。
クリスチャンには聖霊なる神様が住んでおられるゆえ、祝福の源であり、祝福をもたらします。
あなたから祝福が、絶望しかないところに希望が、死しかないところにいのちが流れていきます。
神様が私たちに語られることばに立ち、神の使命に生きるときに神様のことばの真実を見ます。
神様が最善のもの、最高のものを与えあなたの周りの人々までも祝福されます。
(文責 久保田望)
主の十字架クリスチャンセンター 神のしもべ長崎教会
2015年7月 5日 主日第2礼拝メッセージ