『応答と確認』
聖書箇所 士師記6章11〜14節 メッセンジャー イザヤ木原真牧師
ギデオンは、ミデヤン人から逃げていました。
酒ぶねの中に隠れて、自分が売ったり、食べたりするためだけに、小麦を打っていました。
しかし、この臆病者で自己中心のギデオンのところに、主の使いはやって来たのです。
そして「勇士よ。主があなたといっしょにおられる。」(12節)と言いました。
ある方は、今すごく自分の弱さを覚えていたり、力が無いと思ったり、自分のことしか考えられ
ない、心の余裕がないかもしれません。
あるいは、とりなしている方が、「こんなに祈っているのに、まるでギデオンのようだ。」という方もおられるかもしれません。
彼は臆病者でしたが、「勇士よ。」と言われています。
なぜなら、「勇士よ。」と「主があなたいっしょにおられる。」は、セットだからです。
彼が立派になったり強くなったからではなく、そのままでしたが主が一緒にいたからです。
今、あなたがどこにいても、どうであっても、イエス様を信じるなら主が一緒におられるので、あなたは勇士であり、勝利者なのです。
ここで、ギデオンは、「もし主がわたしたちとおられるなら、なぜこれらのことがみな、私たちに起こったのでしょうか。」(13節)と言いましたが、主はそれに一切お答えになりませんでした。
この様に「私がいっしょにいるならあなたでもできる」と言われているのに、言い訳したり、つぶやく時、神様は答えて下さらないのです。
そして神様は、「あなたのその力で行き」(14節)と言われました。
その力とは、ギデオンの、逃げ隠れしているままの力です。
神様は、「弱いまま、本当にそのままでいい。」、そして「救え」と言っておられるのです。
神のことばである「わたしがあなたを遣わすのではないか」が鍵なのです。
神が遣わすからできるのです。
しかしギデオンは、この時まだ神のことばを受け取れずに、「私にどのようにしてイスラエルを救うことができましょう。」(15節)と言います。
マナセはもっとも弱い分団で、ギデオンは、その中で一番弱く、若かったのです。
主はこれにも一切お答えにならず「わたしはあなたといっしょにいる。」(16節)と言われます。
ギデオンは、自分の臆病さを認め、神様に「私と話しておられるのがあなたであるというしるしを、私に見せてくだい。」(17節)と言いました。
そしてギデオンはしるしを見て、本当に神様が語っておられると確信し、従うことができました。
神様に語られたことに従うと、奇蹟が起こって来ます。
「勇士よ。」と言われたら、ぜひそのことばに応答して下さい。
本当なのかと思ったら、ギデオンの様に確認し、しるしを求めましょう。
神様に、真実に求めるなら、天使や確認が与えられます。
そして、語られたことに応答するとき、神様はあなたを用いていかれます。
(文責 工藤恵美子)
主の十字架クリスチャンセンター 神のしもべ長崎教会
2015年9月13日 主日第2礼拝メッセージ