『向きを変えて出発しなさい』
聖書箇所 士師記1章6〜8節 メッセンジャー イザヤ木原真牧師
ホレブという山で、「カナンの地を占領せよ。」と主がおっしゃっていたにもかかわらず、彼らは1年間とどまっていました。
そこで、主は「向きを変えて出発せよ。」、つまり「占領に行け。」と言われます。
・約束されているから
エモリ人の山地、その近隣のすべての地、アラバ、山地、低地、ネゲブ、海辺、カナン人の地、レバノン、大河ユーフラテス川までと言われていますから、かなり広い範囲です。
なぜなら、「その地をあなたがたの手に渡している。」と完了形で言われていて、さらに「その地を所有せよ。アブラハム、イサク、ヤコブに誓って、彼らとその後の子孫に与えると言われた地である。」と言われているからです。
つまり、すでに主から約束され、しかも与えられているからです。
・たくさんの人々のために
私たちが目を横に向けると、痛み苦しんでいる人や、問題のただ中にある人が、たくさんいます。
特に、口に出していない人ほど、ひとりで抱え込んでいて、危険な状態です。
ですから、ぜひ踏み出してください。
・成熟と宣教
クリスチャンが「向きを変えて出発する」ということは、「成熟する」ことでもあります。
時間や経済のみでなく、心も、与える者は受けるのです。
誰かのために心を向けるとき、あなたの心が祝福されます。
私たちには、永遠があります。
日本二十六聖人のアントニオ少年(13歳)は、十字架で殉教したとき、明るく「喜んでください。わたしは天国へ行くのです。天国で待っています。」と言いました
人目には声をかけられないような人でも、イエス様に目を向けると、私たちは最高の解決を持っているのです。
さらにイエス様は、多くの人々を、私たちを通して救いたいと願っています。
地上では戦いが続きますが、それは困難から事を始められ、私たちが神の愛を知るためです。
主への私たちの忠実は、神さまがよく知っておられますが、主はあえてチャレンジされます。
「向きを変えて、出発しなさい。」とは、多くの人々の救いのためにです。
私たちはぜひ、まだ救われていない多くの魂の刈り取りのために、主に助けていただくとともに、踏み出していきましょう。
(文責 石田雅則)
主の十字架クリスチャンセンター 神のしもべ長崎教会
2015年10月 25日 主日第2礼拝メッセージ