『祈りと赦し』
聖書箇所 マタイの福音書18章18〜22節 メッセンジャー 松本俊也牧師
まことに、あなたがたに告げます。何でもあなたがたが地上でつなぐなら、それは天においてもつながれており、あなたがたが地上で解くなら、それは天においても解かれているのです。
18節の「まことに、あなたがたに告げます。」は、大事なことを言うときです。
・祈りとは
18節前半には、地上と天とあります。
私たちがいるところを地上、神様がおられるところを天と、はっきり区別されています。
そしてそれは、地上でつなぐなら天でもつながれ、地上で解くなら天でも解かれる、つまり、地上でしたことが天でもなされるということであり、祈りの秘訣はここにあります。
祈りは、地上と天をつなぐ、パイプの役割をしているのです。
また、祈ってこそ、神様との生きた交わりができ、つながることができるのです。
ですから、祈っているクリスチャンは、神様から祝福を受けるのです。
祈ることを日々の生活の中で身につけておられる方は、その祝福を見ているのです。
・心を一つにして
今度は、2人や3人でも、複数人で心をひとつにして祈ることを言っています。
では、何が大切なのでしょうか。
ひとつは、同じビジョン(目標や目的など)を持つことです。
また、心をひとつにして祈ると、神様が力をあらわしてくださり、かなえてくださいます。
使徒3章のペテロとヨハネが代表的な例です。
どちらもイエス様の弟子ではありますが、仲良しではなく、お互いにライバル関係のようなものでした。
しかし、どちらも「イエス様に仕え、伝えたい。」という同じビジョンを持っていたのです。
・赦す
ただ、心をひとつにすることは簡単ではありません。
心をひとつにして祈るポイントは、悔い改めと、許すことです。
神様の前に罪を認めて悔い改めて、赦していただく必要があるのです。
22節の「七度を七十倍するまで」とは、490回までということではなく、悔い改めるなら限りなく赦していただけるということを言っています。
神様は全知全能ですから、すべてにおいて天におられる神様がかなえてくださるのです。
祈りは気休めではありません。
ぜひその祝福を、お互い受けていきましょう。
(文責 石田雅則)
主の十字架クリスチャンセンター 神のしもべ長崎教会
2015年12月20日 主日第2礼拝メッセージ