『来てくださる神』
聖書箇所 ルカの福音書7章11-17節 メッセンジャー イザヤ木原真牧師
大切な一人息子が亡くなり、悲しみに打ちひしがれていた女性の元に、イエス様の方から来られ慰め、励ましを与えられた聖書箇所から学んでいきたいと思います。
・一人息子を亡くした女性
この箇所の前には、イエス様の元にいやしを求めて来た、百人隊長のことが書かれてあります。
百人隊長は、自分のしもべをいやしていただくために、使いをイエス様のもとに遣わしました。
このように、私たちの方からイエス様のもとにいくのは良いことですが、人生にはそうすることさえもできないくらいに、弱り果ててしまうこともあります。
この女性は、まさにそのような状況に陥っていました。
女性はすでにご主人を亡くしていて、家族は息子だけでした。
この女性にとって、息子は生きる希望・支え・拠り所といっても過言ではありませんでした。
それほどまでに大切な一人息子を亡くした悲しみのあまり、打ちひしがれていました。
その時、イエス様の方からこの母親のもとに来られ慰め、励まされ、そして息子を蘇らせました。
・来てくださる
キリスト教の真髄は、私たちが神のところに行くことではなく、神が人のところに来たことです。
そして私たちのために、よみにまでくだられたのが、イエス・キリストです。
イエス・キリストは、私たちが悲しみに打ちひしがれている時に、絶望の中にいる時に、私たち
の元に来てくださるお方です。
私たちは、神様を信じて歩んでいく中で、自分では解決できないような痛み・困難に陥ることや、祈る力もないくらい落ち込むことや、弱くされるときなどがあります。
しかしそれは、決して終わりではありません。
その時に、イエス・キリストがあなたのもとに来てくださるからです。
・聖霊によって踏み出す
あなたがまず、この女性のようにイエス様から恵みや慰め・励ましを受けることができます。
それと同時に、あなたを通して、聖霊様が誰かに触れたいと願っているときがあります。
失敗を恐れないで踏み出してください。
お互い、全く力がありません。
でも、内に住んでいる聖霊様とイエス様は、本当に愛のお方です。
この方には不可能は何一つありませんし、奇跡ができます。
だから私たちはこの方の促しに従って一歩踏み出す時、神様が働かれます。
あなたを通して人々が神様から慰め・励ましを受けたとき、イエス様の通り良き管として用いられた喜びと感動があります。
(文責 久保田望)
主の十字架クリスチャンセンター 神のしもべ長崎教会
2016年 1月 3日 主日第2礼拝メッセージ