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聖書箇所 ルカの福音書18章1-8節 メッセンジャー イザヤ木原真牧師
9節の「求めなさい。そうすれば与えられます。」より前に、5〜7節でたとえ話をされています。
ただ、この話は「いやいやながら」「しつこいから」と誤解されやすいのですが、言語に忠実に訳すと、「あくまで、厚かましいほどに求めるなら」ということです。
確かに普通、このようなことは非常識ですが、それを「神さまにそうしなさい」ということです。
「この人のために何とかしてあげたい」思いと、神さまは必ず答えてくださる期待感です。
「私なんかがこんなに求めていいのか?」と思う方もいらっしゃるようですが、それは不健全です。
私たちは、自分の行いによって立つのではなく、十字架があるから受けるのです。
十字架で赦され、罪のないものとしてくださったので、もっと大胆に求めてよいのです。
自分、家族、友人のために、具体的に、もっと求めていきましょう。
9節の「求め(続け)なさい。そうすれば与えられます。」とありますが、これは答えられるまで求め続けることが重要です。
必ず神さまが答えてくださると信じて、求め続けなさいと言っています。
11〜12節では極端なたとえが並んでいます。
ひとつは、分かりやすくするためです。
もうひとつは、無意識のうちに「触らぬ神に祟りなし」のような感覚で、あるいは謙遜や決めつけでみこころを小さく考え、真実な神さまにほどほどに求めてしまっている傾向にあるからです。
皆さんを通して、数多くの人々を救いに導こうとしておられます。
しかし、まずあなたが祝福されていなくて、誰が祝福されたり信じたりするでしょうか。
神さまは祝福を与えようとしておられますが、自分たちが求めていないことが多いのです。
求めること自体が信仰であり、神が与えてくださるものは最善です。
祈りの方向を変えるようにされるときは、もっとよいものが開かれるからです。
13節は、「父親はよいものを与えてくれるから、求めなさい。」と言っています。
「悪い者」とは、罪人のことを意味します。
実際、できない領域まで与えようとしてくれる父親もいます。
それならば、まして天の父(なる神さま)が、よいものを与えてくださらないわけがありません。
神さまに対して求めないのは、愚かです。
すぐに答えられなくても、3回NOと言われても、あきらめず求めてください。
さらに、マタイ7章では「よいもの」とありますが、ルカ11章では「聖霊」となっています。
一番よいものは聖霊(神の霊)で、来られると何でもでき、すべてのものを持っておられます。
はっきり答えを受けるまで求めることが重要です。
神さまとの交わりは、「座って神のおっしゃることを聞き、素直に大胆に求め、神の答えを受ける」という、生きた交わりで、最高のものを受けます。
(文責 石田雅則)
主の十字架クリスチャンセンター 神のしもべ長崎教会
2016年 1月24日 主日第2礼拝メッセージ