『神に聞き従うための選択』
説教箇所 使徒の働き4章13〜22節 メッセンジャー イザヤ木原真牧師
先週のメッセージは、生まれつき足のなえた男の人が癒された箇所です。
その人が癒されたのを見て、多くの人が喜びました。
弟子たちが福音を語り、多くの人がイエス様を信じ、男性だけでも五千人も、女性や子どもを含めれば数万人であろう人々が救われました。
それを見た律法学者たちは不快に思い、ペテロとヨハネを捕まえ留置場に入れましたが、彼らは聖霊に満たされ、決して恐れず、迫害され殺される覚悟で福音を宣べ伝えました。
律法学者たちは、ペテロとヨハネの大胆さを見、また二人が無学な(=正式な学問を受けてない)普通の人であることや、彼らと共にイエス・キリストがいることが分かりました。
迫害している人々も認めざるを得ないほど、はっきりと分かったのです。
・イエス・キリストを信じる私たちは世界の光
イエス様の十字架の救いを信じる私たちには、真の神イエス・キリストが共にいてくださいますから、私たちは世界の光です。
サタンは否定的な言葉をささやいてきますが、サタンの偽りに騙されてはいけません。
「決してイエス・キリストは私たちから離れない」と聖書に書いてあります。
あなたが遣わされている家庭、職場、学校、教会にとって、あなたは光です。
私たちがイエス・キリストに在って光だというところに立つ時に、その実質が現されます。
日本人は真面目なので、「光でなけれなならない。」とか「光としてこうしなければならない。」と律法的になる傾向がありますが、イエス様を信じたらそうしなくてもすでに光です。
「光となった」そのことを信じればよく、そうすると光としての実質が現れます。
信仰が先立ち、そのあとで行動もともなってきます。
・神に聞き従うことを選ぶ
律法学者たちは、癒された男の人がペテロ・ヨハネと一緒に立っているのを見て、奇跡が起こったことを認め、返すことばもありませんでした。
しかし、これ以上、福音が広がらないように律法学者たちは、「今後キリストの名によって一切語ってはならない」とペテロとヨハネを脅しました。
でも、ペテロとヨハネは恐れることなく、当時、彼らにとって最高権威をもっていた律法学者たちに、「あなたがたに聞き従うより、神に聞き従う方が正しい」と力強く語りました。
人生には、神を選ぶか、人を選ぶかという選択があります。
人と神が同じことを語れば問題はありませんが、人と神とで違う場合があります。
人が言う方が、人間的にまともだったり賢かったり、人間の考えの方がよく見えます。
また、神さまの方を選ぼうとすると、人間的に愚かに思えることがあります。
この時、語り続ければ殺される可能性が十分にあるのに、ペテロとヨハネは神様に従い語り続けたように、人生における選択で神が語られることを選ぶことは重要です。
イエス様が語られることに応答するかは自由ですが、選択に応じた結果を刈り取ります。
神を選ぶ時、あなたに神の素晴らしい計画と祝福が現され、周りの人も祝福されます。
聖霊様の助けを受け、神の語られることを選び、素晴らしい祝福を共に見ていきましょう。
(文責 久保田望)
主の十字架クリスチャンセンター 神のしもべ長崎教会
2016年 5月29日 主日第2礼拝メッセージ