2026年3月8日 主日第2礼拝 説教
使徒の働き 12章1〜17節
by イザヤ木原真 牧師
- 「そのころ、ヘロデ王は、教会の中のある人々を苦しめようとして、その手を伸ばし、ヨハネの兄弟ヤコブを剣で殺した。」(1〜2節)とあります。迫害です。すると、それをユダヤ人が気に入ったのです。そして、次にペテロを捕らえにかかりました。4節に、「ヘロデはペテロを捕らえて牢に入れ、四人一組の兵士四組に引き渡して監視させた。それは、過越の祭りの後に、民の前に引き出す考えであったからである。」とあり、これは、最も厳重な監視の仕方でした。そして、「こうしてペテロは牢に閉じ込められていた。教会は彼のために、神に熱心に祈り続けていた。」(5節)とあります。ペテロは良い意味で、次は自分が殉教するのだと、殉教を受け取っていました。今、多くの方々が、牢獄にはいなくても、色んなことに縛られて抜け出せないでいます。しかし、諦めないでください。あなたが難しい、無理だと思っていても、教会に来て、一緒に神に叫ぶときに、奇跡が起こるのです。祈ると、祈らないのでは、天と地との差があるのです。このとき教会は諦めなかったのです。
- 6節に、「ところでヘロデが彼を引き出そうとしていた日の前夜、ペテロは二本の鎖につながれてふたりの兵士の間で寝ており、戸口には番兵たちが牢を監視していた。」とあります。すると、殺そうと思った日の前夜、天使が来るのです。そこに、「すると突然、主の御使いが現れ、光が牢を照らした。御使いはペテロのわき腹をたたいて彼を起こし、『急いで立ち上がりなさい』と言った。すると、鎖が彼の手から落ちた。」(7節)とあります。「すると突然」なのです。つまり「すると突然」神の手が動くのです。その前は、何にも変わらない、最悪な状況なのです。使徒行伝の鍵は「すると突然」なのです。
- 牢を光が照らしますが、ペテロは熟睡していたのです。天使が、「わき腹をたたいて彼を起こし」とあり、彼が立ち上がると、鎖がかってに手から落ちたのです。続けて、「帯を締めて、くつをはきなさい」と言われ、彼はそのとおりにしました。次に、「上着を着て、私について来なさい」と天使がペテロに向かって言いました。神さまは具体的に語ってくださるのです。彼がそのとおりにしたのは、9節にあるように、夢のときに起こされたので、幻と思ったのです。もう一つは絶対ありえないことだったからです。そして、「彼らが、第一、第二の衛所を通り、町に通じる鉄の門まで来ると、門がひとりでに開いた。そこで、彼らは外に出て、ある通りを進んで行くと、御使いは、たちまち彼を離れた。」(10節)とあります。衛所とは、チェックポイントです。そして、最後は、鉄の門です。鉄の門は、分厚い門で簡単に開けれないのです。どんなに愛していても、どうすることもできない鉄の門や、鉄の扉があります。それでも神が働かれたら開くのです。このとき天使が来て開いたわけではないのです。かってに開いたので、まだペテロは幻だと思っているのです。そして、もう大丈夫という所まで来ると、「御使いは、たちまち彼を離れた。」とあります。そのとき、ペテロは、我に返るのです。幻ではない、現実だと分かったのです。その瞬間、「こうとわかったので、ペテロは、マルコと呼ばれているヨハネの母マリヤの家へ行った。そこには大ぜいの人が集まって、祈っていた。」(12節)とあり、つまり、あそこで祈っていると分かりすぐに行ったのです。祈りは届くのです。そして、「彼が入口の戸をたたくと、ロダという女中が応対に出て来た。」(13節)とあり、応対しようとしたら、ペテロが声を出しました。すると、ペテロの声だと分かったので、喜びのあまり、門をあけもしないで、奥のみんなに言いに行ったのです。15節に「彼らは、『あなたは気が狂っているのだ』と言ったが、彼女はほんとうだと言い張った。そこで彼らは、『それは彼の御使いだ』と言っていた。」とあります。ペテロが助かるように真剣に祈っていたのに、いざ帰って来ると、信じないのです。つまり答えられたとき、信じられないぐらいのことを、彼らは祈っていたのです。16節には、「しかし、ペテロはたたき続けていた。彼らが門をあけると、そこにペテロがいたので、非常に驚いた。」とあります。神が解決を与えるときは、解決するだけでなく、勝利を与えるのです。
- 教会が祈っていると、奇跡は起こるのです。教会に来て神に求めましょう。教会でともに祈り、神の手が動くまで、祈り続けるのです。お互いの愛する人の人生に、お互いの人生に、奇跡を見ましょう。主がそれをなさいます。それを覚えていただきたいと思います。
- 文責 オリーブ工藤